Webデザインの継続案件はどう取る?6人の体験|継続につながった5人と、継続の提案を断った1人

机でノートPCにWebサイトのようなレイアウトを表示し、入力する手元 キャリア・転職

Webデザインの継続案件について書いた6人の記事を確認すると、継続や追加の依頼につながった行動として書かれていたのは、返信の予定を先に伝えること、デザインの意図を説明すること、納品のあとの使い方や展開を提案すること、進み具合を毎日報告すること、続いている取引先で単価と継続の相談をすることなどでした。6人のうち5人は継続や追加の依頼につながったと書き、1人は継続の提案を受けたものの、会社員の仕事との両立が難しいと考えて断っています。

この記事では、6人が継続につながったと考えている行動と、続けるうえでの注意を整理します。6人とも自分で体験を公開した人で、多くは自分のサービスや講座、有料の記事、スクールへの案内を含みます。件数や売上は本人の申告で、確認はしていません。体験を公開した人だけの例なので、継続になる割合や、どの行動が継続の原因になったかは分かりません。

この記事で分かること

  • Webデザインの継続案件につながったと6人が書いた行動
  • 単発の仕事が多かった時期から、継続が増えるまで
  • 継続の提案を断った例と、契約なしで納品して未払いになった例
  • 継続を考えるときに確かめたい5つのこと

結論:6人の体験の比較

6人の記事を一覧にしました。どれも本人の投稿か、本人の回答が分かれたインタビューです。

事例 継続の前の状況 本人がしたこと 結果(本人の記載)
事例1 フリーランス1年目は単発で終わる依頼が多かった 返信の予定を先に伝える、修正の場所がすぐ分かる資料、自分で決めた締め切り、デザインの意図の説明 直近1年の新しい取引先9社のうち7社から再び依頼。月の売上は5〜18万円から30万円で安定
事例2 何十件も応募して落ちた 提案を相手の事業に合わせた。納品時に意図と使い方をまとめ、印刷物やSNSへの展開を提案 名刺やチラシなどの追加の依頼が続き、総額数十万円の継続の契約に(今は印刷物のデザインが中心)
事例3 スクールの卒業後1〜2か月で4件の案件 卒業制作のポートフォリオで採用。1〜2か月で納品、報酬5万円 継続の提案を受けたが、正社員との両立を考えて断った
事例4 クラウドワークスの小さな案件から始めた 応募先の事業に合う実績を見せ、何で役に立てるかを具体的に伝えた 取材時点で業務委託のバナーやLPの制作を継続。バナー400件以上、LP20件以上
事例5 続いている案件で、相手の満足の基準が分かってきた 新しい営業より、今の取引先との関係を深めると決め、単価と継続を相談 話は思っていたより円滑に進み、売上をゆるやかに伸ばせた
事例6 約50件応募しても単発が中心 制作例を作り直し、XでDMの営業。毎日進み具合を報告し、約4日で納品 追加の制作や制作会社の紹介につながり、継続の制作が増えた。契約なしで納品して未払いも経験

6人とも本人の投稿か、本人の回答が分かれた記事で、本文を確認しました。件数、売上、報酬、継続の状況は本人の申告で、確認はしていません。事例1は本人の講座や添削、事例2は公式LINEと有料の記事、事例5は有料の記事、事例3は記事のなかのスクールやクラウドソーシングなどの広告への案内があります。事例4はスクールの運営元のメディアのインタビューです。事例6も含め、うまくいったあとの発信が多く、成功した例が選ばれやすい面があります。事例5は有料の記事の無料の部分だけを確認しました。調査した8人のうち2人は、当サイトのほかの記事ですでに紹介しているため、この記事では使っていません。

事例1:1年目は単発ばかり。直近1年は新しい取引先9社のうち7社から再び依頼

事例1の筆者は、40代でフリーランスのWebデザイナー3年目だと書いています。1年目は単発で終わる依頼が多かったものの、直近1年は新しい取引先9社のうち7社から再び依頼を受け、月の売上は駆け出しのころの5〜18万円から、30万円で安定したそうです。[1]

本人が続けているのは、依頼する側の確認や連絡の手間を減らす行動だといいます。返信の予定を先に伝える、修正する場所にすぐたどり着ける資料を作る、自分で締め切りを決める、事前に相談する、デザインの意図を説明する、といった行動を挙げています。[1]

相手の手間を減らすことを、再び依頼される理由と考えている例です。件数、売上、再び依頼された理由は本人の申告で、記事の後半には本人の講座や添削への案内があります。本人は小さな修正にすぐ対応することも書いていますが、無料で引き受けることを勧めるものではなく、作業量と条件の管理は別に必要です。2026年1月の投稿です。

事例2:納品のときに使い方と次の展開を提案。最初の1件から追加の依頼に

事例2の筆者は、駆け出しのころに何十件も応募して落ち続けたと書いています。そこで提案を、相手の事業やお客さんに合わせ、デザインの根拠と、やり取りで安心してもらえることを示す形に変えたそうです。[2]

初めての案件では、納品のときにデザインの意図と使い方をまとめ、印刷物やSNSへの展開を提案し、納品のあとの反響も確かめたといいます。本人によると、最初の1件から名刺やチラシなどの追加の依頼が生まれ、総額数十万円の継続の契約になったそうです。[2]

ノートPCの画面を指しながら、向かいの人に説明している手元
画面を見せながら説明する様子のイメージ(AI生成画像)

納品で終わらせず、次に使える場面を提案した例です。今は主に印刷物のデザインをしていて、Webデザインだけの結果ではありません。受注額、継続の期間は本人の申告で、記事の最後に公式LINEの登録と有料の記事への案内があります。2026年10月の投稿です。

事例3:継続の提案を受けたが、正社員との両立を考えて断った

事例3の筆者は、2019年に未経験から学び、副業を経て在宅でWeb制作をしていると書いています。スクールを卒業して1〜2か月のうちに4件の案件を受けたそうです。[3]

そのうち、女性向けの商品に同封する印刷物のリニューアルの案件では、卒業制作のポートフォリオが商品のイメージに合うとして採用され、1〜2か月で納品し、報酬は5万円だったといいます。追加の案件があるので継続してほしいと提案されましたが、正社員の仕事との両立で手が回らなくなることを心配して断ったと書いています。[3]

継続の提案を受けても、自分の使える時間から断る判断をした例です。継続を受けた例ではありません。記事のなかにスクールやクラウドソーシングなどの広告へのリンクがあります。2025年6月の投稿で、2026年8月に更新されています。

事例4:小さな案件から始め、業務委託でバナーとLPを継続

りかさんは、元保育士で、1歳7か月の子どもを自宅で保育しながら、クラウドワークスの小さな案件から始めたと答えています。取材の時点では、業務委託でバナーやLPの制作を継続して受けていて、バナーは400件以上、LPは20件以上作ったそうです。[4]

応募のときは、応募先の事業に合わせて見てほしい実績を示し、相手への共感と、自分が何で役に立てるかを具体的に伝えているといいます。[4]

応募先に合わせて実績を選んで見せた例です。報酬、取引先の数、継続の期間は書かれていません。スクールの運営元のメディアが選んだ卒業生のインタビューです。2025年8月の投稿です。

事例5:新しい営業より、今の取引先との関係を深めると決めた

事例5の筆者は、異業種から未経験でフリーランスのWebデザイナーになったと書いています。すでに続いている案件で相手の満足の基準が分かってきたため、新しい営業より、今の取引先との関係を深める方針を選んだそうです。[5]

評価されている点を確かめたうえで、理由とタイミングを考えて、単価を上げる相談と継続の打診をしたといいます。本人によると、話は思っていたより円滑に進み、売上をゆるやかに伸ばせたそうです。[5]

続いている取引先で、単価と継続を相談した例です。具体的な相談の内容と売上は有料の部分にあり、確認していません。金額、期間、取引先の数は分かりません。有料の記事の無料の部分です。2025年11月の投稿です。

スマートフォンでメッセージ画面を見る手元と、横に置いたノートPC
スマートフォンでメッセージ画面を見る様子のイメージ(AI生成画像)

事例6:約50件応募しても単発。毎日の報告と早めの納品から紹介に

事例6の筆者は、一人で子育てをしながら、夜と早朝の1日3〜4時間からデザインを始めたと書いています。約50件応募しても単発の仕事が中心だったため、制作例を作り直し、XでDMを送って営業したそうです。[6]

無料で作ったLPでは、毎日進み具合を報告し、1週間の納期のところを約4日で納品し、追加の制作と制作会社の紹介につながったといいます。一方で、契約を結ばないままホームページ約10ページを納品し、報酬が支払われない経験もしたそうです。その案件のディレクターから、のちに直接依頼を受け、別のクラウドソーシングの案件も含めて、継続の制作が増えたと書いています。[6]

こまめな報告と早めの納品が、紹介につながったと本人が書いている例です。ただし、無料での制作や契約なしの納品は、未払いの危険があり、この記事では勧めません。制作の数、売上、働く時間は本人の申告で、売上と手取りの区別も分かりません。2026年1月の投稿です。

6人の体験から編集部が整理した、継続案件で見えた点

6人の記事を並べると、次の3つの点が見えてきます。これは編集部が整理したもので、6人全員がすべてに触れているわけではありません。また、6人の記事から、どの行動が継続の原因になったかは分かりません。

  • 連絡と説明で、相手の手間を減らす工夫が書かれていた:事例1は返信の予定を先に伝え、デザインの意図を説明し、事例2は納品のときに意図と使い方をまとめ、事例6は毎日進み具合を報告しています。[1][2][6]
  • 単発の時期を経て、継続が増えた人がいた:事例1は1年目に単発が多く、事例2は何十件、事例6は約50件応募しても単発が中心だったと書いています。[1][2][6]
  • 継続は、使える時間や条件との相談でもあった:事例3は正社員との両立を考えて継続を断り、事例5は単価と継続をあわせて相談し、事例6は契約なしで納品して未払いを経験しています。[3][5][6]

Webライターや動画編集の継続案件の体験はWebライターの継続案件はどう判断する?3人の実体験から確認項目を整理、動画編集の継続案件はどう取る?6人の体験|続いた5人と、1本で辞めた1人でまとめています。

Webデザインの継続を考えるときに確かめたい5つのこと

ここからは、6人の体験を参考に編集部が整理した確認項目です。6人がこの5つを勧めているわけではありません。

Webデザインの継続を考えるときに確かめたい5つのこと:使える時間、条件の文面、連絡のしかた、納品のときの説明、単価と範囲
5つの確認のまとめ(編集部作成)
  1. 使える時間:継続の仕事を受けたときに、本業や家庭とあわせて手が回るかを考えます。
  2. 条件の文面:報酬、納期、支払いの日、修正の回数などの条件を、作業の前に文面で確かめます。
  3. 連絡のしかた:返信の予定や進み具合を、どのくらいの頻度で伝えるかを決めます。
  4. 納品のときの説明:デザインの意図や使い方を、相手に分かる形で伝えられるかを考えます。
  5. 単価と範囲:継続の依頼が増えたときに、作業の範囲と単価が見合っているかを見直します。

単価の目安はWebデザインの副業の単価|5人のバナー・LPの金額と作業時間、取引の条件や請求は副業で初めて請求書を出した5人の体験は?で紹介しています。

よくある質問

Webデザインの継続案件は、どうやって取れましたか?

6人の記事では、返信の予定やデザインの意図を伝える(事例1)、納品のときに使い方と次の展開を提案する(事例2)、応募先に合う実績を見せる(事例4)、今の取引先と単価と継続を相談する(事例5)、毎日の報告と早めの納品(事例6)が書かれていました。どれも本人の考えで、同じことをすれば継続になるとは限りません。

継続になるまでに、どのくらいかかりましたか?

事例1は1年目は単発が多く、直近1年で継続が増えたと書いています。事例2・6は、何十件、約50件の応募を経ています。期間をはっきり書いている人は少なく、一般的な目安にはなりません。

継続の提案は、受けたほうがいいですか?

事例3は、正社員の仕事との両立を考えて継続の提案を断っています。使える時間と条件を確かめてから決めることを、編集部ではおすすめします。

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