Webデザインの副業の単価|5人のバナー・LPの金額と作業時間

夜の自宅の机で、色面だけのバナー案を表示したノートパソコンに向かう大人の後ろ姿 キャリア・転職

Webデザインの副業の単価は、今回の5人の記載では、バナーは最初1枚1,500〜3,000円、LP(1枚のWebページ)は最初のころ5万円で受けた人が2人いて、経験を積んだ人ではバナー1枚1万円、LP1本15万〜45万円の例もありました。ただし、同じLPでも、デザインだけか、公開まで担当するか、修正が何回あったかで、時給は大きく変わっています。

この記事では、Webデザインの副業の金額と作業時間を書いている5人の記事をもとに、バナーやLPの単価と、その単価に見合う時間かどうかを整理します。ただし、金額はどれも本人の申告で、相場を示すものではありません。5人とも仕事を受けた経験がある人の振り返りで、案件が取れないままやめた人の体験は含まれていません。また、事例5はスクールの運営会社が掲載したインタビューです。

この記事で分かること

  • バナーやLPの、最初の単価とその後の単価(5人)
  • 作業時間が書かれていた例と、時給にしたときの目安
  • 修正の回数で時給が下がった例
  • 見積もりの前に確かめたい5つのこと

Webデザインの副業の単価と作業時間の比較

5人の記事を一覧にしました。どの例も本人の記載です。

事例 最初の単価 その後の単価 作業時間など
事例1 バナー1枚1,500円 LPを80本以上制作。2026年9月に、導線の設計と改善の提案を含むLP1本を約45万円で契約 最初のバナーは4〜5時間
事例2 LP1本5万円(初案件) 書かれていない ヒアリングから公開まで14日、合計約28時間
事例3 バナー3,000円(初めての依頼) ココナラで1,500円から出品し、2週間後に5,000円へ。4か月目に月5万円 LP5万円で修正10回になり、時給500円(本人の計算)
事例4 書かれていない Instagram用バナー10枚で8,000〜1万2,000円、LPの構成とデザインで1万5,000〜4万5,000円など 書かれていない
事例5 バナー1枚1,500円 1,000円ずつ上げて1枚1万円。今のLPは15万〜20万円 バナーは3時間もかからない(簡単なものは1時間未満)。短いLPを1日で仕上げた例も。LP全般の時間は書かれていない

事例1〜4は本人のnote、事例5はスクールの運営会社が掲載したインタビュー(仮名)で、本文を確認しました。金額・作業時間は本人の申告で、独自には確認していません。手数料や税金を引く前か後かは、5人とも書かれていません。事例1は本人のサービス、事例2は副業のノウハウ記事、事例3はサービスの紹介リンクへの誘導があり、事例4はいくつかの副業を紹介している発信アカウントです。事例5はスクールの卒業生の成功例として紹介されています。

事例1:最初のバナーは1,500円で4〜5時間。今はLP1本約45万円の契約も

筆者は医療の営業職(MR)として働きながら、2022年ごろに独学でWebデザインの副業を始めました。最初の案件はクラウドワークスのバナー制作で1,500円、作るのに4〜5時間かかったそうです。実績がないころは、30件提案して返事が2件、受注は1件だったといいます。[1]

これまでにLPを80本以上作り、2026年9月には、ページの導線の設計と改善の提案まで含めたLP1本を約45万円で契約したと書いています。一方で、大きな修正に追加の費用がかかることを先に伝えておらず、1回で終わってしまった案件や、本業との両立で体調を崩した経験も書いています。[1]

最初の案件と今の案件では、仕事の範囲も経験の長さもまったく違う例です。最初のバナーは、時給にすると約300〜375円です(編集部の計算)。約45万円は数年かけて80本以上作ったあとの金額で、そのまま比べることはできません。2026年9月の投稿です。

色面だけの横長バナー案を表示したノートパソコンを見ながらペンタブレットを操作する手元
バナー案を制作する手元のイメージ(AI生成画像)

事例2:LPの初案件5万円。ヒアリングから公開まで約28時間

筆者はデザイン未経験の会社員で、Figmaで練習し、架空のLPを3本作ってから、クラウドソーシングで12件応募しました。返事が4件、打ち合わせが2件、受注は1件で、始めて52日目だったそうです。[2]

初案件は地方の工務店の見学会の集客用LPで、予算は5万円でした。30分のヒアリング、構成の確認、デザイン2案、修正2往復、STUDIOでの実装と公開までを14日間、合計約28時間で行ったと書いています。[2]

LPの金額と一緒に、作業の範囲と時間がそろって書かれていた例です。時給にすると約1,800円です(編集部の計算)。手数料や税金を引く前か後かは分かりません。AIを使った副業のノウハウへの誘導がある記事です。2026年6月の投稿です。

事例3:LP5万円でも修正10回で時給500円に

筆者はWebライターの副業で記事のアイキャッチ画像を作ったことをきっかけに、デザインを始めました。Canvaで作ったInstagramの投稿画像をポートフォリオに載せ、ココナラでバナー制作の初めての依頼を3,000円で受けたそうです。[3]

ココナラでは最初1,500円で出品し、2週間でレビューが5件ついたところで5,000円に値上げしたといいます。4か月目には月5万円になりました。一方で、最初のころにLPを5万円で受けたものの、修正が10回になり、本人の計算で時給500円になったと書いています。[3]

金額は高めでも、修正の回数で時給が下がった例です。LPの作業の範囲や合計の時間、手数料や経費は書かれていません。記事にはサービスの紹介リンクがあります。2026年3月の投稿です。

事例4:会社員。バナー・LP・ホームページの受けた金額の幅

筆者は大阪で会社員として働き、CanvaとChatGPTを使ってWebデザインの副業に取り組みました。実際に受けた案件の金額として、次の幅を挙げています。[4]

  • Instagram用のバナー10枚:8,000〜1万2,000円
  • LPの構成とデザイン:1万5,000〜4万5,000円
  • プロフィールページ:5,000〜1万5,000円
  • サムネイル:1,000〜2,500円
  • 簡単なホームページのトップページ:2万〜6万円

納期が重なること、お客さんとのやり取り、修正の多さ、仕事を一定のペースで受けにくいことを、難しかった点として書いています。[4]

作るものの種類ごとに、金額の幅を示していた例です。それぞれ何件受けたか、何時間かかったか、コーディングを含むかは書かれていません。いくつかの副業を紹介している発信アカウントです。2025年12月の投稿です。

事例5:バナー1枚1,500円から1,000円ずつ上げて1万円に

まみさん(仮名)は大阪に住む元英語講師で、ココナラでバナーを1枚1,500円から出品し、1,000円ずつ値上げして、最終的に1枚1万円、見積もりの相談では2万円を提示するようになったと話しています。[5]

今のLPは、ボリュームによって15万〜20万円で、スマートフォンなどの画面幅に合わせる対応は追加で2万〜3万円としています。作業時間は、バナーなら3時間もかからず、簡単なものなら1時間もかからないと話し、短いLPを1日で仕上げた例も挙げています。ココナラは9か月で離れ、紹介やリピートが中心になりました。一方で、伝え違いや、LPの納品後に代金が支払われなかったことも経験し、記事の時点では、間に入ったディレクターから分割で支払われているそうです。[5]

少しずつ値上げし、追加の作業を別の料金にしていた例です。LP全般にかかる時間は書かれていません。Webデザインスクールの運営会社が、卒業生の成功例として掲載したインタビューで、とても強い宣伝の面があります。今はフリーランスとして働いている人です。2026年4月の公開です。

縦長のWebページ構成ラフと色付きの付箋を机に並べて整理する手元
Webページの構成を整理する様子のイメージ(AI生成画像)

5人の体験から編集部が整理した、単価を見るときの注意点

5人の記事を並べると、次の3つの点が見えてきます。これは編集部が整理したもので、5人の記事だけで、Webデザインの副業の相場を決めることはできません。

  • 同じLPでも、範囲によって金額が大きく違う:事例2の5万円はデザインから公開まで、事例4の1万5,000〜4万5,000円は構成とデザイン、事例1の約45万円は導線の設計と改善の提案まで含んでいました。[1][2][4]
  • 修正の回数で時給が変わる:事例2は修正2往復で約28時間、事例3は修正10回で時給500円になりました。事例1は、大きな修正の追加費用を先に伝えていなかったことを振り返っています。[1][2][3]
  • 単価は少しずつ上げていた:事例3はレビュー5件で1,500円から5,000円に、事例5は1,000円ずつ上げて1枚1万円にしています。[3][5]

反対に、作業時間が書かれているのは、事例1の最初のバナー、事例2のLP、事例5のバナー(3時間もかからない)などに限られ、ほかは時給が分かりません。また、Webデザインの副業をやめた人の体験は、今回の5人には含まれていません。やめた人の体験はWebデザインの副業やフリーランスをやめた・立ち止まった5人の体験は?、案件が取れなかった人の体験はWeb制作の案件が取れないでまとめています。

Webデザインの副業で見積もりの前に確かめたい5つのこと

ここからは、5人の体験を参考に編集部が整理した確認項目です。5人がこの5つを勧めているわけではありません。

Webデザインの副業で見積もり前の5つの確認:作るものと数、作業の範囲、修正の回数と追加料金、作業時間と時給、支払いの条件
5つの確認のまとめ(編集部作成)
  1. 作るものと数:バナー何枚か、LPかホームページか、ページ数はいくつかを確かめます。
  2. 作業の範囲:デザインだけか、構成、実装、公開まで担当するのかを決めます。
  3. 修正の回数と追加料金:何回まで修正を受けるか、それを超えたら追加の費用がかかることを先に伝えます。
  4. 作業時間と時給:何時間かかりそうかを見積もり、時給に直してみます。
  5. 支払いの条件:いつ、どうやって支払われるかを確かめます。事例5は、納品後に代金が支払われず、あとから分割で支払われる形になっていました。

初めての仕事の進め方はWeb制作・Webデザインの初案件で確認する6項目、ポートフォリオに何を載せるかは未経験副業のポートフォリオは何を載せる?で紹介しています。

よくある質問

Webデザインの副業の単価はいくらくらいですか?

今回の5人では、バナーが最初は1枚1,500〜3,000円で、LPは最初のころ5万円で受けた人が2人(事例2・3)いました。事例4のLPの構成とデザインは1万5,000〜4万5,000円で、最初の案件かどうかは分かりません。経験を積んだ人では、バナー1枚1万円(事例5)、LP1本15万〜20万円(事例5)や約45万円(事例1)の例もあります。ただし、作業の範囲や経験の長さが違い、金額は本人の申告です。5人の例だけでは相場は分かりません。

バナー1枚1,500円だと、時給はいくらですか?

事例1は、最初のバナー1枚1,500円に4〜5時間かかりました。時給にすると約300〜375円です(編集部の計算)。手数料を引くと、さらに下がる可能性があります。

LPを作れるようになると、単価は上がりますか?

今回の5人では、LPの金額はバナーより高めでした。ただし、事例3はLP5万円でも修正10回で時給500円になっています。事例2は修正2往復で、時給にすると約1,800円でした。金額だけでなく、範囲と修正の回数も見る必要があります。

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