動画編集の副業で案件が取れない|4人が初めての仕事を受けるまで

夜の自宅でノートパソコンの募集一覧を見ながら考える人の後ろ姿 キャリア・転職

動画編集の副業で初めての仕事を受けるまでの経緯を書いた4人は、不安で応募そのものができなかった人、最初の半年ほとんど採用されなかった人、公開の募集では進まずスクールの中の募集から受けた人、5件応募して1件受けた人と、状況がさまざまでした。初めての仕事につながったのは、講座での応募の準備、募集に合わせたサンプル動画、募集の質問に答える応募文、低い単価の簡単な仕事を丁寧にこなすことなどでした。初めての仕事までにかかった期間は、4人分はそろって書かれていません。

この記事では、動画編集の副業で初めての仕事を受けるまでの経緯を書いた4人の記事をもとに、どんな状態だったか、初めての仕事をどう受けたか、その後どうなったかを整理します。ただし、4人とも最後は仕事を受けられた人の振り返りで、取れないままやめた人の体験は含まれていません。事例1は講座の運営元が掲載したインタビューです。

この記事で分かること

  • 初めての仕事の前に、4人がどんな状態だったか
  • 初めての仕事を受けた入口(講座・スクールのつながり・公開の募集)
  • 初案件の金額と作業時間
  • 応募を続ける前に見直したい5つのこと

動画編集の副業で初めての仕事を受けるまでの4人の比較

4人の記事を一覧にしました。どの例も本人の発言または本人名義の記載です。

事例 初めての仕事の前の様子 初めての仕事の入口 その後
事例1 クラウドワークスに登録して1年以上、不安で応募自体ができなかった 案件獲得の講座で、プロフィールと応募文を作ってから応募。卒業約2週間後に初心者歓迎のショート動画 3か月後に月1万円
事例2 最初の半年は、繰り返し応募してもほとんど採用されなかった 低い単価の簡単なカット編集を丁寧にこなし、評価を積み重ねた 始めて1年半で月5万円
事例3 学習を始めて約1か月の時点で、公開の募集は返事がない・面談のあと進まない・契約後に素材が届かない スクールのコミュニティのチャットで募集を見つけ、サンプルとテスト動画を出した。15〜20分の動画1本8,000円 投稿の時点では納品前
事例4 書かれていない(5件応募して1件受注) 募集側の質問に答えた応募文と、自作のショート動画。テロップ付け1,200円 約11時間で納品。手数料を引いて約900円

事例2〜4は本人のnote、事例1は講座の運営元が掲載したインタビューで、本文を確認しました。期間・金額・作業時間は本人の申告で、独自には確認していません。4人とも最後は仕事を受けられた人の振り返りです。事例1は講座の卒業生の成功例として紹介されている記事で、事例2は有料のノウハウ記事への誘導があります。事例3の初案件は、スクールの中のつながりからでした。

事例1:登録して1年以上、応募できなかった。講座のあと約2週間で初受注

結城美穂さんはスポーツ用品の生産管理をする会社員で、副業として動画編集に関心を持ちました。クラウドワークスに登録したものの、自分にできるか不安で、1年以上応募そのものをしなかったと話しています。[1]

2024年5月に案件獲得の講座を受け、自分の経験の棚卸し、目標づくり、プロフィールと応募文の作成、案件の探し方に取り組みました。卒業から約2週間後に、初心者歓迎のショート動画の仕事を初めて受け、約3日で納品し、3か月後には月1万円になったそうです。初案件の金額は書かれていません。[1]

不採用が続いたのではなく、応募する前の段階で止まっていた例です。クラウドワークスの講座の運営元が、卒業生として紹介しているインタビューで、講座への案内があります。2026年9月の公開です。

事例2:最初の半年はほとんど採用されず。簡単な仕事を丁寧にして1年半で月5万円

筆者は鉄鋼業の会社員をしながら、動画編集を副業にしています。始めてから最初の半年は、クラウドソーシングで何度応募しても採用されず、ほとんど仕事が取れなかったと振り返っています。[2]

本業のあとも練習を続け、低い単価の簡単なカット編集を丁寧にこなして評価を積み重ね、できる編集と受ける案件のレベルを少しずつ上げたそうです。始めてから1年半で、副業で月5万円になったと書いています。[2]

低い単価の仕事で評価を積んでから、仕事の幅を広げた例です。応募の件数や、案件ごとの金額、経費を引いたあとの金額は書かれていません。記事の最後に有料のノウハウ記事への案内があります。2026年6月の投稿です。

事例3:28歳の会社員。公開の募集では進まず、スクールのつながりで8,000円の初案件

筆者は週5日フルタイムで毎日残業がある28歳の会社員で、動画編集の学習を始めて約1か月の経過を書いています。クラウドワークスでいくつか応募しましたが、返事がない、面談のあと進まない、契約したのに素材が届かない、という状態が続いたそうです。[3]

初めての仕事は、通っているスクールのコミュニティのチャットで見つけた募集でした。募集している人の参考チャンネルを見て、似た構成のサンプル動画を作り、別にテスト動画も出して、婚活・恋愛系のYouTubeの15〜20分の動画編集を8,000円で受けたといいます。投稿の時点では、もうすぐ納品できそうな段階でした。[3]

募集に合わせたサンプルを作って応募した例です。本人も、スクールの中のつながりからだったので、独学の人には当てはまりにくいと書いています。支払いや継続の依頼があったかは分かりません。2026年4月の投稿です。

ノートパソコンの動画編集画面でサンプル動画を制作する手元
サンプル動画を制作する様子のイメージ(AI生成画像)

事例4:5件応募して1件。テロップ付け1,200円に約11時間

筆者はドラッグストアの店長をしながら動画編集の仕事に応募し、5件応募して1件を受けたそうです。プロフィールやポートフォリオは特別なものではなく、自作のゲーム系のショート動画を見せ、募集している人の質問に答える形の応募文を送ったといいます。[4]

初めての仕事はYouTube動画のテロップ付けで、契約の金額は1,200円、手数料を引いて約900円でした。休みの日に約11時間かけて納品し、支払いが終わったことも確認したと書いています。本人は、時給にすると低いものの、実際の仕事で学べたことと初めての報酬を前向きに受け止めています。[4]

募集している人の質問に答える応募文で受けた例です。手数料を引いた約900円を約11時間で割ると、時給は約80円です(編集部の計算)。2026年1月の投稿です。

ノートを横に置きスマートフォンで応募メッセージを入力する手元
応募メッセージを準備する様子のイメージ(AI生成画像)

4人の体験から編集部が整理した、初めての仕事を受けるまでに見えた点

4人の記事を並べると、次の3つの点が見えてきます。これは編集部が整理したもので、4人の記事だけで、何が受注の決め手になったかを断定することはできません。

  • 応募の前で止まっている場合もある:事例1は、不採用が続いたのではなく、不安で1年以上応募できずにいました。講座でプロフィールと応募文を作ってから応募しています。[1]
  • 募集に合わせて見せるものを作った:事例3は募集している人の参考チャンネルに似せたサンプルを作り、事例4は募集の質問に答える応募文と自作の動画を見せました。[3][4]
  • 最初は低い単価・長い時間だった:事例4は1,200円の仕事に約11時間かかり、事例2は低い単価の簡単な仕事から評価を積みました。[2][4]

反対に、事例1は講座で準備してから応募し、事例3はスクールのコミュニティの募集から初めての仕事を受けています。公開の募集から受けたとはっきり分かるのは事例4です(事例2はクラウドソーシングで応募していましたが、最初の仕事の入口ははっきり書かれていません)。応募の件数がはっきり書かれているのも事例4だけです。動画編集の初案件の取り方は動画編集の副業、初案件はどう取る?、単価と作業時間は動画編集の副業の単価でまとめています。

動画編集の応募を続ける前に見直したい5つのこと

ここからは、4人の体験を参考に編集部が整理した確認項目です。4人がこの5つを勧めているわけではありません。

動画編集の応募を続ける前の5つの見直し:応募できているか、見せる動画、応募文の中身、最初の仕事の時間、ほかの入口
5つの確認のまとめ(編集部作成)
  1. 応募できているか:不安で応募そのものが止まっていないか、まず数件出せているかを確かめます。
  2. 見せる動画:応募先が作りたい動画に近いサンプルがあるかを見直します。
  3. 応募文の中身:募集している人の質問や条件に、きちんと答えているかを確かめます。
  4. 最初の仕事の時間:低い単価の仕事を受けるなら、何時間までかけるかを決めておきます。
  5. ほかの入口:公開の募集だけでなく、学習仲間や講座のつながりなど、別の入口がないかを考えます。

動画編集を独学かスクールかで迷うときは動画編集は独学・スクールどっち?、動画編集の副業をやめた人の体験は動画編集の副業をやめた4人の体験は?で紹介しています。

よくある質問

動画編集の副業で案件が取れないのは普通ですか?

今回の4人では、最初の半年ほとんど採用されなかった(事例2)、返事がない・素材が届かない(事例3)といった時期がありました。ただし4人とも最後は仕事を受けられた人の振り返りで、取れないままやめた人の体験は含まれていません。どれくらいの人がどれくらいで受注できるかは分かりません。

何件くらい応募すれば決まりますか?

応募の件数がはっきり書かれているのは事例4だけで、5件応募して1件受けています。1人の例なので、一般的な目安にはなりません。事例2は繰り返し応募したと書いていますが、件数は書かれていません。

初めての案件の金額はどれくらいですか?

今回の4人では、テロップ付け1,200円(事例4、手数料を引いて約900円)や、15〜20分の動画1本8,000円(事例3)の例がありました。事例1の初案件の金額は書かれていません。動画の長さや作業の範囲が違うので、そのまま比べることはできません。

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