クラウドソーシングを始めた6人の最初の数か月は?応募数・初収入・勧誘への対処を整理

夜の自宅の机で、一覧画面風の表示のノートパソコンに向かう大人の後ろ姿 キャリア・転職

副業でクラウドソーシングを始めてみたものの、応募しても返事が来ない、受注できても単価が低い、怪しい勧誘が来た。最初の数か月はこんなものなのか、と迷っている人もいるでしょう。そこで、クラウドワークスなどのクラウドソーシングを始めた6人が、最初の1〜3か月を自分で記録した記事を確認しました。

先に結論をいうと、1か月目(または初受注から約1か月)の金額が分かる5人では、187円から約1万1,000円まで幅がありました。応募の数は、1か月で約46件、58件、2か月で252件などと多く、受注した案件にはテストライティングや数円〜数百円の作業が多く含まれていました。また、3人が高額な研修の勧誘や、勧誘・個人情報の要求と思われる案件に出会ったと書いています。一方で、応募から納品までの経験や、公開した記事などの実績が残ったことを前向きに書く人もいました。ただし、これは6人の個別の記録で、クラウドソーシング全体の状況を示すものではありません。

この記事で分かること

  • クラウドソーシングを始めた6人の、最初の1〜3か月の応募数と収入(本人の記録)
  • 受注した案件の中身(テスト・少額の作業・継続案件)
  • 勧誘や怪しい案件に出会ったときの対応
  • 最初の数か月に確かめたい5つのこと

クラウドソーシングを始めた6人の概要

今回確認したのは、本人がクラウドソーシングを始めてからの数か月を、数字とともに記録した記事です。金額や件数は本人の申告です。

事例 状況(本人の記載) 応募・受注 収入(本人の記録)
事例1 介護職を続けながら副業でWebライター 1か月目に約46件応募。少額の作業を含め16件以上と外部の案件1件 1か月目の入金は2,664円(うち外部の案件1,200円)
事例2 地方公務員。副業の許可を得て開始 1か月で58件応募、面談8回、受注15件、完了13件 1か月の売上4,106円。高額な研修の勧誘は断った
事例3 20代の会社員 ライティング、データ入力、アンケートなど。応募数の記載なし 最初の1か月の報酬187円
事例4 27歳。2か月目からフリーランス 1〜2か月で252件応募、返信率36%。2か月目に16件受注 2か月目の報酬13,364円
事例5 介護の現場で14年、元ケアマネジャー(プロフィール) 3か月で約40件応募。実案件やテストにつながったのは6件 1か月目7,000円、2・3か月目は各約3,500円
事例6 営業職の会社員 初受注から約1か月で5件納品(うち1件はテスト) 約1万1,000円。副業で初めて月1万円を超えた

6人とも本人のnoteの本文を確認しました。金額・件数・仕事の状況はすべて本人の申告で、明細などでの確認はしていません。売上・入金・手取りのどれを書いているかは人によって違い、はっきりしない例もあります。事例4は2か月目からフリーランスとして活動していて、副業の会社員とは使える時間が違います。事例5は、副業か、仕事を離れてからの活動かが本文からははっきりしません。事例3は記事の最後に有料記事への誘導があります。

事例1:1か月目に約46件応募。入金は2,664円

筆者は介護の現場の仕事を続けながら、副業でWebライターを始め、1か月目にクラウドワークスで約46件に応募したといいます。[1]

クラウドワークスでは、数円〜数十円の作業を含めて16件以上に取り組み、最初の振込は1,464円でした。これに、noteなどのポートフォリオを見て依頼が来た外部の案件1,200円を加えて、入金・振込の合計は2,664円だったそうです。報酬が発生した金額でみると2,836円だったと書いています。応募、やり取り、執筆、納品をひととおり経験し、公開した記事が残ったことを前向きに受け止めています。[1]

金額は小さくても、応募から納品までの流れと実績が残った例です。2,664円にはクラウドワークス以外の案件も含まれます。2026年4月の投稿です。

事例2:1か月で58件応募、15件受注。継続と思ったら高額な研修の勧誘だった

地方公務員の筆者は、人事部に副業の許可を申請してからクラウドワークスを始めました。1か月で58件に応募し、面談は8回、受注は15件、完了は13件で、売上は4,106円だったといいます。内訳は、アンケート3件、テストライティング7件、本番のライティング3件、辞退2件でした。[2]

1,500字・文字単価1.5円の案件を納品したあと、追加の課題と面談に進みましたが、最後は高額な研修プログラムを勧められ、断ったそうです。[2]

受注の多くがテストで、継続案件だと思った先に勧誘があった例です。本人が勧誘と判断した1件の例で、クラウドワークスの案件全体に当てはまるわけではありません。2026年7月の投稿です。

ノートパソコンで入力しながら横のメモ帳に進捗を記す大人の手元
応募文と進捗メモを準備する様子(AI生成画像)

事例3:最初の1か月の報酬は187円。返事が来ないことがつらかった

20代の会社員の筆者は、将来のお金や、給料だけに頼ることへの不安から、未経験でクラウドワークスに登録しました。ライティング、データ入力、アンケートなどを試し、最初の1か月の報酬は187円だったといいます。[3]

実績がない状態で提案文を書き、返事が来ないことが負担だったと書いています。一方で、会社の外から報酬を得る経験には意味があったと振り返っています。[3]

実績のない最初の時期に、提案しても返事が来ないことを本人が負担に感じた例です。応募の数や作業時間は書かれていません。記事の最後に有料記事への誘導があります。2026年2月の投稿です。

事例4:2か月で252件応募。2か月目は13,364円、前の仕事を活かせる継続案件も

27歳の筆者は、クラウドワークスで応募を始めてから2か月の時点を記録しています。1〜2か月の合計で252件に応募し、返信率は36%、2か月目は16件を受注して報酬は13,364円でした。受注の内訳は、テストライティング9件、単発の案件7件です。[4]

前の仕事の経験を活かせる、SEOのディレクションからライティングまでの継続案件も得たそうです。一方、始めたばかりのころに勧誘などがあって面談が怖くなり、募集文やプロフィールから見分けて避けるようになったと書いています。[4]

応募の数がとても多く、前の仕事の経験が継続案件につながった例です。本人は2か月目からフリーランスとして活動していて、副業の会社員とは使える時間が違います。2026年1月の投稿です。

事例5:3か月で約40件応募。テストは3,000字で200円の例も

介護の現場で14年働き、元ケアマネジャーとプロフィールに書いている筆者は、クラウドワークスを始めてからの3か月を記録しています。約40件に応募し、実際の案件やテストにつながったのは6件、収益は1か月目が7,000円、2・3か月目は各約3,500円だったといいます。[5]

3,000字で200円や500円のテストライティング、予定の2,500円から200円に変更されたデザインのテスト、1件330円の継続のデータ作業などを経験したそうです。勧誘や、個人情報を求めていると思われる案件は辞退したと書いています。[5]

テストの単価がとても低く、途中で条件が変わった案件もあった例です。収益が売上・入金・手取りのどれかは書かれていません。2026年4月の投稿です。

木の机に置いた少額の硬貨と電卓とノートで収支を確認する大人の手元
少額の収支を確かめる様子(AI生成画像)

事例6:初受注から約1か月で約1万1,000円。通勤や昼休みも使った

昼は営業職として会社で働き、小説を書いた経験もある筆者は、2024年9月にクラウドワークスでライティングを始めました。初受注から約1か月の10月19日の時点で、5件を納品して約1万1,000円になったといいます(うち1件はテストで、残り4件で11,100円と書いています)。[6]

継続の案件は2万字で3,300円、納期は約4日で、通勤、昼休み、帰宅後の時間を使って書いたそうです。効率はよくないとしつつ、副業で初めて月1万円を超えたことや、文章力が上がったことを前向きに受け止めています。[6]

すき間の時間を使って、月1万円を超えた例です。合計の作業時間や手数料は書かれていません。2024年10月の投稿です。

通勤電車の座席でスマートフォンにメモを入力する大人の手元
通勤中にスマートフォンでメモを取る様子(AI生成画像)

6人の体験から編集部が整理した、最初の数か月に見えた点

6人の記事を並べると、次の4つの点が見えてきます。これは編集部が整理したもので、6人全員がすべてに触れているわけではありません。また、6人の記事だけで、何が収入の差を生んだかを断定することはできません。

  • 応募の数が多い:事例1は1か月で約46件、事例2は58件、事例4は2か月で252件に応募しています。事例5は3か月で約40件応募し、案件やテストにつながったのは6件でした。[1][2][4][5]
  • テストや少額の作業が多い:事例2の受注15件のうち7件、事例4の16件のうち9件がテストライティングでした。事例5は3,000字で200円のテストも経験しています。[2][4][5]
  • 勧誘や怪しい案件:事例2は高額な研修を勧められて断り、事例4は勧誘で面談が怖くなり、事例5は勧誘や個人情報を求める案件を辞退しました。[2][4][5]
  • お金以外に残ったもの:事例1は応募から納品までの経験と公開した記事、事例3は会社の外から報酬を得た経験、事例6は文章力が上がったことを挙げています。[1][3][6]

反対に、クラウドソーシングを始めた人の平均的な収入や、続けた人がどれくらいいるかは、この6人の記事からは分かりません。最初の案件の単価については副業の初案件が低単価でも受ける?、Webライターの始め方は未経験からWebライターの副業を始めるには?でまとめています。

クラウドソーシングの最初の数か月に確かめたい5つのこと

ここからは、6人の体験を参考に編集部が整理した確認項目です。6人がこの5つを勧めているわけではありません。

クラウドソーシングの最初の数か月に確かめたい5つのこと:応募と返信の記録、時給に直した金額、勧誘や個人情報の要求、使える時間、実績の残し方
5つの確認のまとめ(編集部作成)
  1. 応募と返信の記録:何件応募して、何件返事があり、何件受注したかを記録しておくと、見直すときの材料になります。
  2. 時給に直した金額:テストや少額の作業も含めて、かかった時間で時給に直してみます。
  3. 勧誘や個人情報の要求:高額な研修や教材の購入を勧められたり、必要以上の個人情報を求められたりしたら、いったん立ち止まります。
  4. 使える時間:本業や家族の時間を守ったうえで、通勤や昼休みなど、どの時間を使うかを決めておきます。
  5. 実績の残し方:公開できる記事や作品を、ポートフォリオとしてまとめておけるかを確かめます。

会社員や公務員が副業を始める場合は、勤め先のルールも確認してください(会社員の副業は会社にバレる?3人の許可・届出体験から確認順を整理)。時間の作り方は会社員が副業時間を作る方法も参考になります。

よくある質問

クラウドソーシングの最初の1か月は、どれくらい稼げますか?

1か月目の金額が分かる5人では、187円(事例3)、2,664円(事例1)、4,106円(事例2)、7,000円(事例5)、初受注から約1か月の時点で約1万1,000円(事例6)と幅がありました。事例4は1か月目の金額が書かれていません。売上・入金・手取りのどれかは人によって違い、平均的な金額は言えません。

何件くらい応募すれば受注できますか?

今回の6人では、1か月に58件応募して15件受注した人(事例2)や、3か月で約40件応募して案件やテストにつながったのが6件だった人(事例5)がいます。受注のなかにはテストライティングも多く含まれていました。

怪しい案件はありますか?

今回の6人のうち3人が、高額な研修の勧誘や、勧誘・個人情報の要求と思われる案件に出会ったと書いています(事例2・4・5)。どの人も、断ったり辞退したりしています。

参照した本人記事

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