クラウドソーシングから直接契約を探した8人|契約した6人、採用1人、返信待ち1人の体験

自宅の木の机でノートPCに向かう人の手元と、白紙と手帳 キャリア・転職

クラウドソーシングから直接契約を探した8人の記事を確認すると、探し方として書かれていたのは、Xでの募集探しや実績の発信、求人サイトからの応募、企業サイトのフォームへの連絡などでした。直接契約に至ったと書いたのは6人で、そのうち1人は、支払いが約半月遅れたことから、その後はクラウドソーシングを通す方針にしています。ほかの2人は、4件に応募して採用が1件(その後の契約や稼働は無料部分では分かりません)、2社に応募して投稿の時点で返信なし、でした。

この記事では、8人がなぜ直接契約を探し、どう見つけ、契約のあとに何に困ったかを整理します。単価、収入、応募の数は本人の申告で、確認はしていません。8人は公開記事から選んだ例で、直接契約がうまくいく割合や、クラウドソーシングより得かどうかを示すものではありません。

この記事の「直接契約」は、主にXや求人サイト、企業の募集などで別に探した仕事のことです。クラウドソーシングで知り合った相手と、サービスを通さずに取引することを勧めるものではありません。クラウドワークスのガイドラインと、ランサーズのFAQは、サービスを介さない取引を禁止しています。[9][10]利用しているサービスの最新の規約を、公式のページで確かめてください。

この記事で分かること

  • クラウドソーシングから直接契約を探した8人の理由と探し方
  • 直接契約に至った人と、至っていない人の違い
  • 契約のあとに困ったこと(請求書、支払いの遅れ、条件の違い)
  • サービスの規約と、取引の条件・支払期日の決まり
  • 直接契約を探す前に確かめたい5つのこと

結論:8人の体験の比較

8人の記事を一覧にしました。どの例も本人のnoteで、本人の記載です。

事例 探した理由・探し方 結果(本人の記載) 契約のあとに書かれていたこと
事例1 手数料を理由に、ネットとXで直接契約できる募集を探した 4か月目に初の直接契約(文字単価2円)。5か月目に月10万円 テストを経て継続の依頼に(テストが有償かは記載なし)
事例2 Xで実績を示し、記事制作会社のアカウントから企業サイトの募集に応募 2024年に契約したクライアントはすべてX経由。X経由の月収は20〜30万円ほど noteを見た企業からのスカウトや、2年ほど続いた直接の依頼も
事例3 直接契約の探し方として求人サイト、Twitter、企業へのメールを挙げる 開始6か月目の月は、直接契約313,062円、クラウドワークス54,013円 SEO検定をプロフィールに示し、声がかかることが増えた
事例4 クラウドワークスやランサーズから、直接の応募や営業へ 直接契約を得た 初めて請求書を求められて戸惑い、会社員の夫に確認してもらった
事例5 長期の案件が取引先の事情で2〜3回止まり、求人サイトや企業の募集も使った 求人サイトからの応募がきっかけで初の企業との直接契約(本人は「だったと思います」と回想)。企業の募集ページから取引につながった案件も 別の募集で、契約後に条件が違うと分かり、受けた分だけ納品して断った
事例6 受注のほとんどはクラウドソーシング 過去に直接契約の経験あり 支払期日を過ぎて何度も催促し、約半月遅れで振込。以後はクラウドソーシングを通す方針
事例7 製造現場で働く副業。クラウドソーシングで約27件、月収約1,000円 2社に直接応募し、投稿の時点で返信なし 応募文を作るなかで、自分の経験を提案の材料として整理する必要に気づいた
事例8 約2か月、毎日1〜2時間求人サイトを見て、約240件をブックマーク 応募4件、採用1件(その後は無料部分では不明) 契約書や請求書を自分の責任で扱うことへの不安

8人とも本人のnoteで、本文を確認しました(事例8は無料で読める部分のみ)。単価、収入、応募の数は本人の申告で、確認はしていません。8人は自分で体験を公開した人で、直接契約に移った人の割合や、うまくいった理由を示すものではありません。事例1〜3は収入が伸びた例で、事例2・8には本人の関連記事や有料記事への案内があります。事例2は2023年の記事を2025年9月にリライトしたもので、2024年の実績を含みます。

事例1:手数料を理由に直接契約を探し、4か月目に文字単価2円の契約

筆者は未経験から、ランサーズでYouTubeのシナリオなどの仕事を受け、3か月目に月6万円になったそうです。その後、手数料を理由に、ネットとXで直接契約できる募集を探したと書いています。[1]

見つけた1社に提案し、テストを経て継続の依頼を受け、4か月目に文字単価2円で初めての直接契約を得たそうです。翌月の5か月目には月10万円になったと書いています。テストが有償だったかは書かれていません。[1]

最初に提案した1社で直接契約に至った例です。本人も運がよかったと振り返っていて、ほかの人も同じ期間で直接契約に移れるとは言えません。2025年9月の投稿です。

事例2:Xで実績を示し、2024年の契約はすべてX経由に

筆者は子育てをしながらWebライターをしていて、初めの仕事の一つは、ランサーズの文字単価0.7円・3,000字の案件で、手取りの時給は約300円だったと振り返っています。[2]

その後はXで実績を示し、記事制作会社のアカウントから、企業サイトの募集に直接応募したそうです。2024年に契約したクライアントはすべてX経由で、X経由の月収は20〜30万円ほどだったと書いています。ほかにも、noteを見た企業からのスカウトや、オンラインサロンをきっかけに2年ほど続いた直接の依頼があったそうです。[2]

Xで実績を示したことが、直接の応募やスカウトにつながった例です。月収は本人の申告で、確認はしていません。2023年12月の投稿を2025年9月にリライトした記事です。

ノートPCの画面を見ながらノートに書き込む手元
ノートPCを見ながらノートに書き込む様子のイメージ(AI生成画像)

事例3:開始6か月目の月は、直接契約が313,062円

筆者は2020年8月にフリーランスのWebライターを始め、6か月目の2021年2月は、直接契約が313,062円、クラウドワークスが54,013円で、合計367,075円だったと書いています。[3]

直接契約の探し方として、求人サイト、Twitter、企業へのメールを挙げています。本人は、SEO検定をプロフィールに示したことで、ブロガーや複数のメディアから声がかかることが増えたと説明しています。[3]

直接契約の収入がクラウドソーシングを上回った例です。探し方の3つは一般的な方法として挙げられていて、本人がどの方法でどの契約を得たかは分けて書かれていません。収入の内訳は本人の申告です。2021年3月の投稿です。

事例4:直接契約で初めて請求書を求められ、夫に確認してもらった

筆者は公立のフルタイムの教員を辞め、2022年4月に非常勤講師になって、フリーランスとして働き始めたそうです。クラウドワークスやランサーズを通した仕事から、直接の応募や営業で直接契約を得たと書いています。[4]

直接契約のあと、初めて請求書を求められて戸惑い、検索しても分からなかったため、会社に勤める夫に作り方や確認を頼んだそうです。今はフォーマットに自分で入力し、出す前に確認してもらっていると書いています。[4]

直接契約に移ったことで、請求書を自分で用意する必要が出た例です。契約先や報酬、応募の経路は書かれていません。2023年3月の投稿です。

事例5:案件が止まるたびに探し、求人サイトから初の直接契約

筆者は、ライティングの長期の案件が取引先の事業縮小で2〜3回止まり、そのたびにクラウドソーシング、一般の求人、企業の公式の募集を合わせて探したと書いています。[5]

企業サイトのフォームに多く連絡しましたが、返信はあまりなかったという感覚だったそうです。初めての企業との直接契約は、求人サイトからの応募がきっかけ「だったと思います」と振り返っています。一方で、企業の募集ページから取引につながった案件もあり、そうした相手は単価が高く条件のよいところが多かったと書いています。別の募集では、「1記事3,000円」と書かれていた条件が、契約後に10記事で3,000円だと分かり、受けた分だけ納品して続けるのを断ったそうです。[5]

初の企業との直接契約は求人サイトからの応募がきっかけだったと回想する一方、企業の募集ページから取引につながった案件もあった例です。初の契約の経路は本人の回想で、確かではない部分もあります。連絡した件数や契約の金額は書かれていません。2026年8月の投稿です。

木の机に置いた白紙の卓上カレンダー、スマートフォン、コーヒーカップ
卓上カレンダーとスマートフォンを置いた机のイメージ(AI生成画像)

事例6:直接契約で支払いが約半月遅れ、クラウドソーシングを通す方針に

筆者は、受注のほとんどがクラウドソーシングだと書いています。過去の直接契約では、支払期日を過ぎても入金がなく、何度も催促して、約半月遅れで振り込まれたそうです。[6]

不安とストレスから、その後は必ずクラウドソーシングを通す方針にしたと書いています。サイト内の実績がたまった3年目以降は、自分からはほとんど応募せず、スカウトで契約が決まるようになったそうです。[6]

直接契約を経験したうえで、クラウドソーシングに戻した例です。直接契約の経路、報酬、相手は書かれていません。2025年10月の投稿です。

事例7:クラウドソーシングで約27件、月収約1,000円。2社に応募して返信待ち

筆者は飲料メーカーの製造の現場で働きながら、副業でWebライターをしていて、クラウドワークスやランサーズで約27件の仕事をしましたが、月収は約1,000円だったと書いています。[7]

2026年9月29日に、SEOやWebメディアの制作会社と、記事やLPなどを扱う会社の2社に直接応募しましたが、投稿の時点で返信はなかったそうです。応募の文を作るなかで、製造業、副業、旅行といった自分ならではの経験を、提案の材料として整理する必要に気づいたと書いています。[7]

直接契約はまだ決まっていない、途中の例です。応募すれば契約できるという根拠にはなりません。2026年10月の投稿です。

事例8:約240件をブックマークし、応募は4件、採用は1件

筆者は、クラウドソーシングから直接契約に移るため、約2か月、毎日1〜2時間求人サイトを見たと書いています。1つのサイトで約80件、3つのサイトで約240件をブックマークしたそうです。[8]

妊娠5か月で、働く量を慎重に考えていたため、実際に応募したのは4件で、採用は1件だったといいます。契約書や請求書を自分の責任で扱うことへの不安も書いています。[8]

多くの募集を見たうえで、応募を絞った例です。採用のあとに契約して働いたか、報酬や仕事の内容は、無料で読める部分には書かれていません。記事の後半は有料です。2024年3月の投稿です。

制度の確認:取引の条件の明示と、報酬の支払期日

直接契約では、条件や支払いを自分で確かめることが増えます。ここでは、公正取引委員会の説明から、関係する点を紹介します。法律が当てはまるかは取引ごとに違うため、個別のことは公的な相談窓口などに確かめてください。

  • 取引の条件の明示:公正取引委員会は、フリーランス法の対象となる業務委託では、発注事業者がすぐに、書面かメールやSNSのメッセージなどで、業務の内容、報酬の額、支払期日などの取引の条件を示す必要があると説明しています。口頭だけでは足りないとしています。[11]
  • 報酬の支払期日:対象となる発注事業者は、成果物などを受け取った日から60日以内のできるだけ短い期間で支払期日を決め、その日までに支払う必要があると説明しています。[11]

どちらも発注する側の義務の説明で、契約書を交わすことと同じではありません。契約書の有無とは別に、条件がメールなどで示されているかを確かめておくと、事例5や事例6のような食い違いや遅れがあったときに確かめやすくなります。

8人の体験から編集部が整理した、直接契約を探すときに見えた点

8人の記事を並べると、次の3つの点が見えてきます。これは編集部が整理したもので、8人全員がすべてに触れているわけではありません。

  • 探し方は、Xと求人サイトが多かった:事例1・2はXを使い、事例5・8は求人サイトを使っていました。事例5は企業サイトのフォームにも連絡し、返信はあまりなかったと感じた一方、企業の募集ページから取引につながった案件もあったと書いています。[1][2][5][8]
  • 実績を見せられる形にしていた人がいた:事例2はXで実績を示し、事例3はSEO検定をプロフィールに示していました。事例7は、自分の経験を提案の材料として整理する必要に気づいています。[2][3][7]
  • 契約のあとに、自分で扱うことが増えた:事例4は請求書、事例6は支払いの遅れ、事例5は契約後に分かった条件の違いに向き合っていました。事例8も、契約書や請求書を自分で扱うことに不安を書いています。[4][5][6][8]

初めての請求書は副業で初めて請求書を出した5人の体験は?書いた内容と、源泉徴収・入金で確かめたこと、クラウドソーシングを始めたころの体験はクラウドソーシングを始めた6人の最初の数か月は?応募数・初収入・勧誘への対処を整理でまとめています。

クラウドソーシングから直接契約を探す前に確かめたい5つのこと

ここからは、8人の体験と制度の説明を参考に編集部が整理した確認項目です。8人がこの5つを勧めているわけではありません。クラウドソーシングで知り合った相手との取引は、まず利用しているサービスの規約を確かめてください。

クラウドソーシングから直接契約を探す前に確かめたい5つのこと:見せられる実績、探す場所、報酬の条件、支払いの期日、請求と契約書
5つの確認のまとめ(編集部作成)
  1. 見せられる実績:今までの仕事のうち、応募のときに見せられるものがあるかを確かめます。
  2. 探す場所:X、求人サイト、企業の募集など、どこで探すかと、使える時間を決めます。
  3. 報酬の条件:業務の内容と報酬の額が、1記事あたりか、何記事でいくらかまで、書面やメールなどで示されているかを確かめます。
  4. 支払いの期日:具体的な支払日が示されているかを確かめ、遅れたときにどう連絡するかを考えておきます。
  5. 請求と契約書:請求書を自分で出す必要があるか、契約書を交わすかを確かめます。契約書を交わさない場合も、条件が示されたメールなどを残しておきます。

単価の上げ方はWebライターの文字単価の上げ方|単価を上げた6人がしたこと、継続案件の考え方はWebライターの継続案件はどう判断する?3人の実体験から確認項目を整理で紹介しています。

よくある質問

クラウドソーシングから直接契約に移った人は、どこで探しましたか?

今回の8人では、X(事例1・2)、求人サイト(事例5・8)、企業サイトのフォーム(事例5)などでした。事例3は、求人サイト、Twitter、企業へのメールを探し方として挙げています。

直接契約に移ると、収入は上がりましたか?

事例1は直接契約の翌月に月10万円、事例3は直接契約が313,062円の月があったと書いています。どちらも本人の申告で、確認はしていません。事例6は支払いの遅れを経験し、クラウドソーシングを通す方針にしていて、直接契約なら収入が上がるとは言えません。

クラウドソーシングで知り合った相手と、直接契約してもいいですか?

クラウドワークスのガイドラインはサービスを介さない直接取引やその勧誘を禁止していて、ランサーズのFAQも外部での取引を禁止し、違反すると会員資格の停止などがあると説明しています。[9][10]この記事の直接契約は、主にXや求人サイト、企業の募集などで別に探したものです(事例6は経路の記載なし)。利用しているサービスの最新の規約を確かめてください。

直接契約で困ったことはありましたか?

事例4は初めての請求書、事例5は契約後に分かった条件の違い、事例6は約半月の支払いの遅れを書いています。

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