Webライターのポートフォリオはどう作る?未経験4人が応募に使った記事と、その後

昼の自宅の机でノートパソコンとノートを使って作業する大人 キャリア・転職

Webライターのポートフォリオについて、未経験から始めた4人の記事を確認すると、ポートフォリオは自分のブログやnoteに書いた記事が中心でした。2人は約5本の記事を書いてから応募し、2人は応募する案件のジャンルや作業に合わせて、見せる記事を作ったり選び直したりしていました。一方で、最初の仕事がトライアルだけで終わり、続く取引先に出会うまで約1年かかった人もいます。

この記事では、4人が何をポートフォリオにし、どう応募に使い、そのあとどうなったかを整理します。ただし、件数や金額は本人の申告です。2人は、ポートフォリオが受注につながったかは分からない、または自分の考えだと書いています。

この記事で分かること

  • 未経験のWebライター4人が、ポートフォリオにしたもの(ブログ・note・作り直した記事)
  • 応募の文章に、ポートフォリオをどう添えたか
  • 応募したあとの結果と、続く仕事までの期間
  • ポートフォリオを作って応募する前に確かめたい5つのこと

結論:4人の体験の比較

4人の記事を一覧にしました。どの例も本人の記載です。

事例 ポートフォリオにしたもの 応募での使い方 その後(本人の記載)
事例1 自分のブログに約5本の記事 ランサーズの提案文に、ブログ記事3本のURLを添えた 数日で初案件(約300字・560円)。トライアルのみで不採用。続く取引先に出会ったのは約1年後
事例2 既にあったポートフォリオを、案件のジャンルに合わせたものに変更 応募文に、自分がどう役に立てるかも書いた 4か月目に応募24件・受注5件・継続1件(研修中)。手数料を引いた収益は1,080円
事例3 以前からのnoteに、募集に近いテーマの記事や、装飾・画像選び・CMSへの入稿ができると分かる記事を作成 応募のときに提示 続く案件を2件同時に受けた。ただ、ポートフォリオの効果があったかは分からないと本人
事例4 当時の勤め先の脱毛サロンの知識で、WordPressのブログに約5本 ポートフォリオとして応募に使った 応募の結果は書かれていない。WordPressを触った経験は、のちの仕事に役立ったと本人

4人とも本人のnoteで、本文を確認しました。件数・金額・期間は本人の申告で、契約や入金は確認していません。どの例も、ポートフォリオだけでなく応募の数や応募文も同時に変えていて、何が受注につながったのかは分けられません。

事例1:ブログに約5本書いて、記事3本のURLを添えて応募。初案件は560円

筆者はWebライターを始めたとき、未経験で実績もありませんでした。ポートフォリオの代わりにブログを作り、5本ほど記事を書いてから、ランサーズで応募したそうです。提案文には、自分のブログ記事3本のURLを添えたといいます。[1]

応募から数日で、動物の動画を300字ほどで紹介する仕事を560円で受けました。ただ、これはトライアルだけで、そのあと採用されず、続く仕事にはならなかったそうです。その後も提案を続け、続けて仕事をくれる取引先に出会ったのは約1年後だったと振り返っています。[1]

ブログの記事をポートフォリオにして、早くに最初の仕事を受けたものの、続く仕事までは時間がかかった例です。約1年のあいだに、何件応募したかは書かれていません。2026年3月の投稿です。

ノートパソコンのブログ風レイアウトを見ながら付箋に印を付ける手元
ブログ風の画面を見ながら付箋に印を付ける様子のイメージ(AI生成画像)

事例2:今あるポートフォリオを、案件のジャンルに合わせたものに変えた

筆者は2026年1月に、まったくの未経験からWebライターを始めました。4か月目の記録では、応募24件、受注5件、面談3件、続く案件1件で、手数料を引いた収益は1,080円だったと書いています。[2]

それまでは、既にあったポートフォリオを、どの案件にも同じように見せていたそうです。それを、案件のジャンルに合わせたポートフォリオに変え、応募文にも自分がどう役に立てるかを書くようにしたところ、初めて続く案件につながったと本人は考えています。ただ、その案件はまだ研修の段階で、決まりごとを覚える負担も大きいと書いています。[2]

同じポートフォリオを使い回すのをやめ、案件に合わせて見せるものを変えた例です。ジャンルに合わせたことが受注の理由かは本人の考えで、確かめることはできません。研修中の案件で、収入が決まったわけではありません。2026年5月の投稿です。

夜のリビングで湯のみを横に置きノートパソコンの入力フォームに向かう手元
夜に応募フォームへ入力する様子のイメージ(AI生成画像)

事例3:noteに、募集に近いテーマの記事と、作業の範囲が分かる記事を書いた

筆者は副業のWebライターです。クラウドワークスを再開してから、何件応募してもよい返事がなく、勧誘のような案件も多かったと振り返っています。[3]

そこで、以前から持っていたnoteに、募集のテーマに近い記事を書きました。さらに、記事の装飾、画像選び、アイキャッチの作成、CMSへの入稿などができることが分かる記事も作り、応募のときに見せたそうです。その結果、続く案件を2件同時に受けたと書いています。ただし本人は、ポートフォリオの効果があったかは正直分からないとしています。もう1件は、作業をやりきる自信が持てず、自分から辞退したそうです。[3]

書く力だけでなく、入稿や画像選びなど、記事のまわりの作業ができることも見せた例です。本人もnoteを見せたことが受注の理由とは言っておらず、ここでも原因とは扱いません。2026年4月の投稿です。

事例4:勤め先の知識で、WordPressのブログに約5本。今なら1本でも応募する

筆者は4年前にWebライターを始めたとき、未経験で実績もありませんでした。当時働いていた脱毛サロンの知識を使い、WordPressのブログに5本ほど記事を書いて、ポートフォリオとして応募に使ったそうです。ブログを作ったことは無駄ではなく、WordPressを触った経験は、のちの仕事に役立ったと振り返っています。[4]

記事の時点では、ライターを4年続け、ライターを選ぶディレクターの立場も経験しているそうです。いまやり直すなら、無料のGoogleドキュメントなどで始め、自分の知識や経験を生かした2,000〜3,000字の記事を作り、完成を待たずに1本でも応募すると書いています。[4]

自分の仕事の知識をテーマにして、ポートフォリオの記事を書いた例です。そのポートフォリオで何件応募し、何件受かったか、収入は書かれていません。「今ならこうする」という部分は、4年の経験をふまえた後からの考えです。2026年9月の投稿です。

4人の体験から編集部が整理した、ポートフォリオで見えた点

4人の記事を並べると、次の3つの点が見えてきます。これは編集部が整理したもので、4人全員がすべてに触れているわけではありません。また、4人の記事だけで、受かるポートフォリオの条件を断定することはできません。

  • 置き場所は自分のブログやnote:事例1・4はブログ、事例3はnoteに記事を書いていました。事例4は、今なら無料のGoogleドキュメントなどで始めると書いています。[1][3][4]
  • 案件に合わせて、見せるものを変えた人がいる:事例2は案件のジャンルに合わせたポートフォリオに変え、事例3は募集に近いテーマの記事や、入稿などの作業が分かる記事を作りました。[2][3]
  • 受注の理由は分けられない:事例2・3の本人も、ポートフォリオが受注の理由かは自分の考え、または分からないとしています。事例1は最初の仕事がトライアルだけで終わり、続く取引先までは約1年かかりました。[1][2][3]

どの例でも、ポートフォリオと同時に、応募の数や応募文も変わっていました。応募しても受からないときの体験はWebライターで案件が取れない|7人の応募数と、受かるまでに変えたこと、最初の仕事までの流れは未経験からWebライターの副業を始めるには?でまとめています。

Webライターのポートフォリオを作って応募する前に確かめたい5つのこと

ここからは、4人の体験を参考に編集部が整理した確認項目です。4人がこの5つを勧めているわけではありません。

Webライターのポートフォリオ5つの確認:応募したいジャンル、置き場所、本数と完成度、書く以外の作業、案件ごとの見せ方
5つの確認のまとめ(編集部作成)
  1. 応募したいジャンル:応募したい案件に近いテーマの記事があるか、自分の仕事や経験から書けるテーマがあるかを考えます。
  2. 置き場所:ブログ、note、Googleドキュメントなど、どこに置き、相手がURLから開けるかを確かめます。
  3. 本数と完成度:何本そろえてから応募するか、完成を待ちすぎていないかを考えます。
  4. 書く以外の作業:装飾、画像選び、CMSへの入稿など、記事のまわりでできる作業を見せられるかを考えます。
  5. 案件ごとの見せ方:応募のたびに、どの記事を見せ、応募文に何を書くかを選び直せるかを考えます。

Webの仕事全般のポートフォリオの作り方は未経験副業のポートフォリオは何を載せる?4職種の本人経験から整理、続く仕事の体験はWebライターの継続案件はどう判断する?で紹介しています。

よくある質問

Webライターのポートフォリオは何本あれば応募できますか?

今回の4人では、事例1・4が約5本の記事を書いてから応募していました。事例4は、今なら完成を待たずに1本でも応募すると書いています。何本あれば受かるという目安は、4人の記事からは分かりません。

ポートフォリオはどこに置いていましたか?

事例1・4は自分のブログ(事例4はWordPress)、事例3はnoteに記事を書いていました。事例4は、今なら無料のGoogleドキュメントなどで始めると書いています。事例2は置き場所を書いていません。

ポートフォリオを作れば、すぐに仕事が取れますか?

4人の記事からは言えません。事例1は数日で初案件を受けましたが、トライアルだけで終わり、続く取引先までは約1年かかりました。事例2・3の本人も、ポートフォリオが受注の理由かは自分の考え、または分からないとしています。

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