事務職からWebデザイナーになった4人の体験は?学び方・応募の数・内定までを整理

オフィスの机で書類の束の横に置いたノートパソコンの画面を見る大人の手元 キャリア・転職

事務職からWebデザイナーになった4人の記事を確認すると、学び方は、退職して職業訓練に通った人、平日の終業後と休日に学んだ人、スクールで約10か月学んだ人などに分かれていました。応募の数を書いた人は、約40社で内定3社、73社で内定2社でした。不採用のたびにポートフォリオや面接の受け答えを見直した、書類選考でたくさん落ちた、未経験可の求人の中身と求められる水準にずれがあった、といった苦労も書かれています。

この記事では、4人の学び方、仕事の探し方、応募の数、移ったあとの仕事を整理します。2人はスクールをすすめる内容やスクールの卒業生インタビューで、うまくいった人の例が選ばれやすい面があります。応募の数や年収は本人の申告で、確認はしていません。

この記事で分かること

  • 事務職からWebデザイナーになった4人の学び方
  • 応募の数と、内定までに見直したこと
  • 移ったあとの仕事と働き方
  • 移る前に確かめたい5つのこと

結論:4人の体験の比較

4人の記事を一覧にしました。本人の投稿か、本人の回答が分かれたインタビューです。

事例 事務職の経験 学び方 仕事探しと、移ったあと(本人の記載)
事例1 28歳、教育系企業の事務職を約4年 退職して、失業保険を受けながら約半年の職業訓練 約40社に応募、12社で面接、3社から内定。Web制作会社に入社予定
事例2 25歳、入力や資料作成、電話対応などの事務職 平日の終業後に2〜3時間と休日 不採用のたびにポートフォリオと面接を見直し、在宅で働けるWeb制作会社から内定。年収は前職より上がった
事例3 20代の事務職 スクールの受講を始めて10か月後に転職(転職活動は1か月) 書類選考で多く落ちた。今はアプリやWebサイトなどのデザインと打ち合わせ
事例4 27歳で、事務職からWebデザイナーに 学び方の記載なし 73社に応募、19社で面接、2社から内定。今はリモートで勤務

4人とも本人の投稿か、本人の回答が分かれたインタビューで、本文を確認しました。応募の数、内定、年収は本人の申告で、確認はしていません。事例2はスクールを強くすすめる内容で、事例3はスクールの公式サイトの卒業生インタビューで、うまくいった人の例が選ばれやすい面があります。4人は公開記事から選んだ例です。

事例1:退職して約半年の職業訓練。約40社に応募して3社から内定

筆者は28歳で、教育系企業の事務職を約4年経験したそうです。2023年の夏に退職し、失業保険を受けながら、約半年の職業訓練でWebデザインを学んだと書いています。[1]

サイトとPDFのポートフォリオを作り、約40社に応募して12社で面接を受け、3社から内定を得たといいます。投稿した時点では、Web制作会社に入社する予定だと書いています。[1]

退職して職業訓練で学び、応募を重ねて内定を得た例です。投稿した時点では入社前で、入社後の仕事や続けられたかは分かりません。応募の数や内定の数は本人の申告です。2024年3月の投稿です。

夜の自宅の机でノートパソコンを見ながらノートに書き込む大人の手元
夜の机でノートを取りながらパソコンを見る様子のイメージ(AI生成画像)

事例2:働きながら平日2〜3時間学び、在宅で働ける制作会社へ

筆者は25歳で、入力、資料作成、電話対応などの事務職をしていたそうです。平日の仕事が終わってから2〜3時間と休日を使ってWebデザインを学び、ポートフォリオを作り、求人サイトへの登録、面接の練習、応募を進めたと書いています。[2]

不採用になるたびにポートフォリオと面接の内容を見直し、在宅で働けるWeb制作会社から内定を得たといいます。本人の申告では、前職より年収が上がったそうです。[2]

働きながら学び、不採用のたびに見直して内定を得た例です。勤務先、応募の数、年収の額は書かれていません。記事はスクールを強くすすめる内容です。2026年4月の投稿です。

事例3:スクールの受講を始めて10か月で転職。書類選考では多く落ちた

M・Sさんは20代で、前職は事務だったそうです。スクールの受講を始めて10か月後にWebデザイナーに転職し、転職活動は1か月だったと答えています。書類選考ではたくさん落ちたそうです。[3]

転職して半年の時点で、アプリ、チラシ、Webサイト、バナーのデザインと、打ち合わせやディレクションを担当していると話しています。Illustratorを先に学べばよかったとも答えています。[3]

スクールで学び、書類選考で落ちながらも1か月の転職活動で移った例です。応募の数、勤務先、雇用の条件は書かれていません。スクールの公式サイトの卒業生インタビューで、投稿日は分かりません。

図形が並んだ画面を表示したノートパソコンを操作する大人の手元
ノートパソコンで図形が並んだ画面を見る様子のイメージ(AI生成画像)

事例4:73社に応募して2社から内定。求人の中身とのずれに直面した

筆者は27歳のとき、事務職から未経験でWebデザイナーになり、投稿した時点ではリモートで働いていると書いています。過去の応募の記録を確認したところ、73社に応募し、19社で面接、2社から内定だったそうです。[4]

選考のなかでは、未経験可の求人の実際の仕事の中身や求められる水準とのずれ、面接での厳しい指摘、低い提示の給与に直面したといいます。今働いている人への相談、転職エージェントによる面接の対策、ポートフォリオの継続的な改善、制作会社と社内のデザイナーの役割の違いの理解、前職の経験のアピールをして、最後は納得できる条件の仕事に就いたと振り返っています。[4]

応募を重ねるなかで、求人の中身とのずれや厳しい指摘を経験した例です。学び方、転職の時期、勤務先、給与の額は書かれていません。給与の水準について書かれた印象は、本人が見た求人についてのもので、全体の統計ではありません。2025年9月の投稿です。

4人の体験から編集部が整理した、事務職からWebデザイナーで見えた点

4人の記事を並べると、次の3つの点が見えてきます。これは編集部が整理したもので、4人全員がすべてに触れているわけではありません。また、4人の記事だけで、事務職からWebデザイナーへの移り方を断定することはできません。

  • 働きながら学ぶか、辞めて学ぶかに分かれた:事例1は退職して職業訓練に通い、事例2は平日の終業後と休日に学びました。事例3はスクールで学んでいます。[1][2][3]
  • 応募の数は多く、不採用も経験していた:事例1は約40社に応募して内定3社、事例4は73社に応募して内定2社でした。事例3は書類選考で多く落ちたと答えています。[1][3][4]
  • 不採用のあとに見直していた:事例2は不採用のたびにポートフォリオと面接を見直し、事例4はポートフォリオの改善や面接の対策、前職の経験のアピールをしていました。[2][4]

販売職からWebの仕事に移った人の体験は販売職からWebの仕事に移った6人の体験は?、職業訓練やスクールを終えた人の仕事探しはWebスクール・職業訓練を終えた7人の仕事探しは?でまとめています。

事務職からWebデザイナーに移る前に確かめたい5つのこと

ここからは、4人の体験を参考に編集部が整理した確認項目です。4人がこの5つを勧めているわけではありません。

事務職からWebデザイナーに移る前に確かめたい5つのこと:学ぶ時間、学び方と費用、求人の中身、不採用のあとの見直し、前職の経験
5つの確認のまとめ(編集部作成)
  1. 学ぶ時間:働きながら平日と休日に学ぶか、辞めてから学ぶかを確かめます。
  2. 学び方と費用:職業訓練、スクール、独学のどれにするか、費用と期間を確かめます。
  3. 求人の中身:未経験可の求人の、実際の仕事の中身と求められる水準を確かめます。
  4. 不採用のあとの見直し:不採用になったとき、ポートフォリオや面接をどう見直すかを決めておきます。
  5. 前職の経験:入力、資料作成、電話対応など、事務職の経験をどう伝えるかを考えます。

Webデザイナーとして入社したあとの体験はWebデザイナーに転職後のギャップ|未経験で入社した6人の1年目と乗り越え方、美容師から移った人の体験は美容師からWebの仕事に移った7人の体験は?で紹介しています。

よくある質問

事務職からWebデザイナーに移った人は、どう学びましたか?

今回の4人では、退職して約半年の職業訓練(事例1)、平日の終業後に2〜3時間と休日(事例2)、スクール(事例3)でした。事例4は学び方を書いていません。

何社くらい応募しましたか?

応募の数を書いていたのは、約40社で内定3社(事例1)と、73社で内定2社(事例4)でした。どちらも本人の申告です。事例3は書類選考で多く落ちたと答えています。

移ったあと、どんな仕事をしていますか?

事例2は在宅で働けるWeb制作会社、事例3はアプリやWebサイトのデザインと打ち合わせ、事例4はリモートで勤務していると書いています。事例1は記事の時点で入社前でした。

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