主婦が在宅でWebの仕事を始めた5人の体験は?最初の案件・収入・家庭との両立を整理

日中のリビングで、ノートパソコンに向かう大人の後ろ姿と、奥に置かれた木のおもちゃ キャリア・転職

主婦として子育てをしながら在宅でWebの仕事を始めた5人の記事では、最初の仕事は文字単価0.1〜0.3円や、時給にすると数百円以下のものが多く、そこから少しずつ収入を増やした人がいる一方で、家庭との両立に無理が出て働き方を変えた人もいました。子どもの体調や登園、睡眠時間との取り合いに触れた人も複数いました。

この記事では、主婦として在宅でWebの仕事を始めた5人の本人の記事をもとに、始めたきっかけ、最初の仕事と収入、家庭との両立で困ったことを整理します。ただし、金額や時間は本人の申告です。5人とも続けている人や、うまくいった時期のある人の振り返りで、始めてすぐにやめた人の体験は含まれていません。

この記事で分かること

  • 主婦が在宅でWebの仕事を始めた5人のきっかけ
  • 最初の仕事の単価と、かかった時間
  • 家庭との両立で困ったことと、変えたこと
  • 始める前に確かめたい5つのこと

5人の体験の概要

5人の記事を一覧にしました。どの例も本人の記載です。

事例 始めたときの状況 最初の仕事 その後
事例1 上の子が幼稚園、下の子が0歳。仕事のブランク5年 文字単価0.3円。3,000字に約2日。最初の月の手取り約3,000円 4か月目に月3万円、7か月目に月10万円を超えた
事例2 専業主婦。個別のサポートを受けていた 文字単価0.1円で3,000字を10記事、手数料を引いて約1,300円。約1か月半 書くペースが1記事10日から1週間で2記事に
事例3 30代の専業主婦。子どもの入園を機に仕事探し 会社のマーケティング部に、フルリモート・時短のWebライターとして就職 子どもの登園しぶりと始業時刻が重なり、会社を辞めてフリーランスに移ると決めた
事例4 夫が全国転勤。小さい子ども スクールに週1回・1年通ったあと開業。最初は時給100円以下 約10か月で、パートより少し多い収入。月約150時間働いた
事例5 育児と両立できる仕事を探していた。ブログの経験あり もともと別の作業で関わっていた依頼主から、1記事約3,000円を5記事。1記事5〜6時間 同じ依頼主から継続。校正や企業との直接契約にも広げた

5人とも本人のnoteの本文を確認しました。金額・時間は本人の申告で、独自には確認していません。事例1・2の最初の単価はとても低く、同じ条件の仕事を勧めるものではありません(事例2は本人もとても低い単価だったと振り返っています)。事例4は本人のサイトや仕事の依頼、事例5は本人の本や紹介リンクへの案内があります。事例2は個別のサポートを、事例4はスクールを使っていました。

事例1:下の子が0歳。文字単価0.3円から、7か月目に月10万円

筆者は、上の子が幼稚園、下の子が0歳のときに仕事を探し始めました。会社を辞めてから5年のブランクがあり、いくつかパートの面接を受けましたが、勤務の条件が合わなかったそうです。[1]

主婦向けの在宅の仕事を調べてWebライターを知り、クラウドワークスとランサーズに登録しました。約5件応募し、登録から1週間以内に文字単価0.3円の初めての仕事を受けたといいます。3,000字に約2日かかり、最初の月の手取りは約3,000円でした。その後も応募と仕事を続け、4か月目に月3万円、7か月目に月10万円を超え、記事の時点では2人の子どもを育てながら在宅のフリーランスとして働いていると書いています。[1]

とても低い単価から始めて、数か月で収入を増やした例です。最初の仕事は単価が低い一方、ていねいなマニュアルとフィードバックがあったそうで、同じような仕事がいつもあるとは限りません。2024年2月の投稿です。

自宅のテーブルで、ノートパソコンとマグカップを前に作業する大人の手元と、ソファのぬいぐるみ
静かな時間に自宅で作業する様子のイメージ(AI生成画像)

事例2:専業主婦から。最初の10記事で手取り約1,300円

筆者は2023年4月に専業主婦から在宅の仕事を始めました。もともと別の仕事を目指して3か月の個別サポートを受けていて、その終わりごろにWebライターに切り替えたそうです。子どもの体調不良などで作業できない日もあったそうです。活動のことを家族に伝えたところ、家族が記事に興味を持ったり感想を伝えてくれたりして、家の中の雰囲気がよくなったと感じたといいます。[2]

メンターに添削してもらってクラウドソーシングのプロフィールを整え、最初の応募でテストを受けて採用されました。初めての仕事は文字単価0.1円で、3,000字の記事を10本納品して約1,600円、手数料を引いて約1,300円、終わるまで約1か月半かかったそうです。書くペースは、最初の1記事10日から、契約の終わりには1週間で2記事まで上がり、WordPressへの入稿やお客さんとのやり取りも経験したと書いています。[2]

収入はわずかでも、書くペースと経験が増えた例です。本人もとても低い単価だったと振り返っていて、初心者が同じような仕事を受けるべきだという意味ではありません。最初の応募の前に添削を受けていた点も、条件として違います。2023年11月の投稿です。

事例3:フルリモートの会社員に。登園しぶりと始業時刻が重なり、働き方を変えた

筆者は30代の専業主婦で、出産前は公務員として忙しく働いて退職し、3年間子育てに専念したあと、子どもの入園をきっかけに仕事を探し始めました。約3か月、平日の9時から14時ごろまで、ライティング、Webのスキル、職業訓練を並行して学んだそうです。[3]

いくつかの会社に落ちたあと、ある会社のマーケティング部に、フルリモート・時短・社会保険付きのWebライターとして就職しました。ところが働き始めると、子どもの登園しぶりと、決まった時刻に始まる仕事が重なり、家の中の緊張と心身の負担が大きくなったといいます。会社勤めを辞めてフリーランスに移ると決め、子どもを見ながらの片手間でSEOの記事を書くのは難しく、集中できる環境が必要だったと振り返っています。[3]

在宅でも、決まった時間に働く形だと両立が難しかった例です。子どもの様子の変化を、仕事だけが原因と決めることはできません。2025年9月の投稿です。

事例4:夫の転勤があっても続けられる仕事に。最初は時給100円以下

筆者は、全国転勤のある夫と小さい子どもがいて、転勤しても続けられる在宅の仕事を探していました。スクールに週1回・1年間通ったあと、Webデザイナーとして開業したそうです。以前の派遣の仕事で、社内のIT対応や古いHTMLのサイトの更新、WordPressに触れた経験があり、パソコンがまったく初めてではなかったといいます。[4]

開業して約10か月で、Web制作のほかに、チラシなどの紙もの、動画、ライティング、集客の手伝いなども受け、仕事をしながらSNS、マーケティング、SEOを学びました。最近の数か月の収入はパートより少し多く、扶養の上限に近い一方、月約150時間働き、開業したばかりのころは時給100円以下だったと書いています。家庭と睡眠を削ったことを反省し、働き方を直すと述べています。[4]

収入はパートより少し多くなったが、働く時間が長かった例です。スクールではWebデザインの基本を学んだ一方、フリーランスについてはほとんど扱われず、開業後にSNS・マーケティング・SEOを学んだと書いています。本人のサイトや仕事の依頼への案内があります。2019年2月の投稿です。

事例5:別の作業で関わっていた依頼主から、1記事約3,000円の仕事

筆者は会社員から専業主婦になり、約4年前に育児と両立できる仕事を探してWebライティングを始めました。ブログを書いた経験はありましたが、依頼を受けて書くのは初めてで、本やYouTube、無料のブログでSEOと文章の基本を学んだそうです。[5]

クラウドワークスで以前から別の作業を頼まれていた依頼主から記事を頼まれ、1記事約3,000円を5記事、合わせて約1万5,000円で受けました。1記事に5〜6時間かかり、時給にすると約500円だったといいます。その依頼主からは記事の時点でも依頼が続いていて、その後は校正、在宅での採点、企業との直接の契約にも広げたと書いています。[5]

新しく応募したのではなく、すでに関わりのあった相手から仕事が来た例です。記事の最後に本人の本の案内と紹介リンクがあります。2025年6月の投稿です。

冷蔵庫に貼られた文字の読めない予定表の前で、スマートフォンを確認する大人の手元
家族の予定と作業時間を確認する様子のイメージ(AI生成画像)

5人の体験から編集部が整理した、在宅で始めて見えた点

5人の記事を並べると、次の3つの点が見えてきます。これは編集部が整理したもので、5人全員がすべてに触れているわけではありません。

  • 最初の仕事は低い単価・長い時間だった:事例1は3,000字に約2日で月の手取り約3,000円、事例2は10記事で手取り約1,300円、事例4は最初は時給100円以下、事例5は時給にすると約500円でした。[1][2][4][5]
  • 在宅でも、家庭との時間の取り合いがあった:事例2は子どもの体調不良で作業できない日があり、事例3は登園しぶりと始業時刻が重なり、事例4は家庭と睡眠を削ったことを反省していました。[2][3][4]
  • 働き方の形を選び直していた:事例3はフルリモートの会社勤めからフリーランスへ移ると決め、事例4は働き方を直すと書いています。事例2は家族に活動を伝えていました。[2][3][4]

反対に、収入が伸びた事例1の月10万円や、事例4のパートより少し多い収入は、それぞれの家庭の条件の中での結果で、誰にでも同じようになるとは限りません。子育て中にWebのスキルを学んだ人の体験は子育て中にWebスキルを学んだ人の体験、副業の時間の作り方は会社員の副業時間の作り方でまとめています。

主婦が在宅でWebの仕事を始める前に確かめたい5つのこと

ここからは、5人の体験を参考に編集部が整理した確認項目です。5人がこの5つを勧めているわけではありません。

主婦が在宅でWebの仕事を始める前の5つの確認:使える時間帯、働き方の形、家族との話し合い、最初の単価と時間、扶養と収入の上限
5つの確認のまとめ(編集部作成)
  1. 使える時間帯:子どもが園や学校にいる時間、寝たあとの時間など、集中できる時間がどれくらいあるかを確かめます。
  2. 働き方の形:決まった時間に働く会社勤めか、時間を自分で決められる仕事かを考えます。
  3. 家族との話し合い:家族に活動を伝え、子どもの体調不良のときなどにどう分担するかを話し合います。
  4. 最初の単価と時間:最初の仕事で、1件に何時間かかり、時給にするといくらになるかを計算します。
  5. 扶養と収入の上限:収入が増えたときに、扶養や税金がどう変わるかを確かめます。

Webライターの始め方は未経験からWebライターの副業を始めるには?、案件が取れなかった人の体験はWebライターで案件が取れないで紹介しています。

よくある質問

主婦が在宅でWebの仕事を始めると、最初はいくらくらい稼げますか?

今回の5人では、最初の月の手取りが約3,000円(事例1)、最初の10記事で手取り約1,300円(事例2)、1記事約3,000円を5記事(事例5)などでした。最初は時給にすると数百円以下の例が多くありました。金額は本人の申告で、一般的な目安ではありません。

子育てをしながら続けられますか?

事例1は2人の子どもを育てながら在宅のフリーランスとして続けていました。一方で、事例3はフルリモートの会社勤めで、子どもの登園しぶりと始業時刻が重なって働き方を変え、事例4は家庭と睡眠を削ったことを反省していました。家庭ごとの条件で大きく違います。

在宅の会社員と、フリーランスはどちらがいいですか?

今回の5人では、事例3が、フルリモートでも決まった時刻に始まる仕事は子育てとの両立が難しかったと振り返り、フリーランスに移ると決めました。一方で、フリーランスの事例4は月約150時間働いていました。どちらがよいかは、家庭の状況や使える時間によります。

参照した本人記事

タイトルとURLをコピーしました