20代でWebの仕事を始めた6人の体験は?副業5人と無職から1人、最初の仕事の入口・金額・使った時間を整理

夜のワンルームでノートパソコンに向かって作業する若い大人の後ろ姿 キャリア・転職

20代でWeb制作やWebデザインの仕事を始めた6人(副業で始めた5人と、仕事を辞めていた時期に始めた1人)の記事では、最初の仕事の入口が、クラウドソーシングだけでなく、地元の制作会社への連絡、SNSの募集、趣味の仲間や親の知人など、さまざまでした。最初の金額も、Instagramの投稿づくり1件300円から、ホームページ制作1件10万円まで大きな差がありました。一方で、仕事のあとに深夜まで作業して睡眠が足りなくなった人もいます。

この記事では、20代でWebの仕事を始めた6人の記事をもとに、何から始め、最初の仕事をどう受け、どれくらいの時間を使ったかを整理します。ただし、金額や時間は本人の申告です。6人中2人はスクールの運営会社が掲載したインタビューで、1人は副業ではなく、仕事を辞めていた時期に始めた人です。

この記事で分かること

  • 20代でWebの仕事を始めた6人(副業5人・無職の時期から1人)の、最初の仕事の入口
  • 最初の金額と、使っていた時間
  • 会社員と副業を両立したときの負担
  • 始める前に確かめたい5つのこと

6人の体験の概要

6人の記事を一覧にしました。どの例も本人の記載または発言です。

事例 始めたときの状況 最初の仕事の入口・金額 その後(本人の記載)
事例1 20代。最初の会社を辞めて無職。約2か月、1日12時間ほど独学 地元の制作会社に数十件連絡し、1社から業務委託で初案件(学び始めて約7週間)。金額は書かれていない 複数の制作会社と契約し、開業
事例2 20代。空間デザイナー、ネイリストを経て、2024年1月から独学 書かれていない。今はWeb制作会社で働きながら副業 2025年の副業の平均は月約20万円。紹介や直接の取引
事例3 2001年生まれの動物看護師。24週間のコース 5か月目ごろからクラウドワークスに応募。Instagramの投稿づくり1件300円 副業の収入は月約1万円
事例4 1997年生まれの電子回路の設計職。大学からプログラミング経験。24週間のコース 約2週間でポートフォリオを作り、クラウドソーシングで営業 完了10件・契約中2件、契約額の合計約25万円(未完了分を含む)。副業は平均月約5万円
事例5 20代前半の独身の会社員 書かれていない 平日は帰宅後から23時ごろ、土日はほぼ1日作業。納期前は睡眠不足に
事例6 21歳 Threadsの募集に早く反応して5万円。最初の1か月に3件で合計18万円 3件のうち2件は、趣味の仲間と親の知人から

事例1・2・5・6は本人のnote、事例3・4はスクールの運営会社が掲載したインタビューで、本文を確認しました。金額・時間・件数は本人の申告で、独自には確認していません。事例3・4はスクールが選んだ成功例で、強い宣伝の面があります。事例1は会社を辞めていた時期で、副業ではありません。事例2はWeb制作会社で働いたあとの副業の収入です。事例4は大学からプログラミングの経験がありました。

事例1:会社を辞めて2か月独学。地元の制作会社に連絡して、約7週間で初案件

筆者は20代で、大学を出て入った会社を辞め、仕事をしていない状態から、知識ゼロでWeb制作を独学しました。約2か月、1日12時間ほど学び、ProgateやドットインストールからポートフォリオづくりやWordPressの学習に進んだそうです。[1]

クラウドソーシングでは仕事が取れませんでしたが、並行して地元の制作会社に数十件連絡し、1社との面談から業務委託の契約と初めての案件を受けました。学び始めて約7週間後だったそうです。まだ学んでいなかったアニメーションの実装に苦戦し、自分でお金を払ってメンターをつけ、納期内に納品したといいます。その実績をもとに、のちに複数の制作会社と契約し、開業したと書いています。[1]

公開の募集ではなく、地元の制作会社に直接連絡した例です。会社員の副業ではなく、1日12時間を使える条件だったので、会社員の副業のペースとは比べられません。金額は書かれていません。2024年1月の投稿です。

事例2:空間デザイナー、ネイリストを経て独学。今は会社で働きながら副業

筆者は東京に住む20代で、新卒で空間デザイナー、その後ネイリストを経て、2024年1月から未経験・独学でWebデザインを始めました。記事の時点ではWeb制作会社のデザイナーとして働きながら、副業もしているそうです。[2]

副業は、Webデザイン、ノーコードでの実装、少しのバナー制作で、2025年の平均は本人の申告で月約20万円だと書いています。忙しい月は副業をしないので、毎月同じではないそうです。クラウドソーシングは金額と作業量が合わないと考えて使わず、紹介や直接の取引で受けているといいます。[2]

会社で実務の経験を積んでから、紹介や直接の取引で副業を受けていた例です。月約20万円は、学び始めてすぐの金額ではありません。最初の副業の仕事がいつ、いくらだったかは書かれていません。2025年8月の投稿です。

事例3:動物看護師。受講中に応募して、最初はInstagramの投稿づくり300円

瓦湖雪さんは2001年生まれの動物看護師で、低い給与と重い仕事、将来への不安から、Webデザインの学習を始めたと話しています。24週間のコースの受講中、5か月目ごろからクラウドワークスを毎日確認し、できそうな案件に何件かずつ応募したそうです。[3]

受講中に約2件の仕事を受け、最初はInstagramの投稿づくり1件300円でした。記事の時点の副業の収入は、本人の申告で月約1万円です。学べば自然に仕事が来ると思っていたものの、実際は自分から多く動く必要があり、最初の小さな仕事がいちばん大変だったと話しています。[3]

受講中から応募を始め、最初は小さな金額の仕事だった例です。スクールの運営会社が成功例として掲載したインタビューで、無料相談や受講の割引への案内があります。受講料と、それに見合ったかは書かれていません。2024年12月の公開です。

事例4:電子回路の設計職。クラウドソーシングだけで契約額の合計約25万円

石田椋平さんは1997年生まれで、電子回路の設計の仕事をしています。留学先でも生活費を得られるスキルを求めてWeb制作を学んだそうです。大学のころからプログラミングの経験はありましたが、お金をもらって納品することへの不安から、24週間のコースを受講したと話しています。[4]

約2週間でポートフォリオを作り、クラウドソーシングだけで営業しました。本人によると、完了した仕事が10件、契約中が2件で、まだ終わっていない分も含めた契約額の合計は約25万円、記事の時点の副業の収入は平均で月約5万円だそうです。[4]

早めにポートフォリオを作り、クラウドソーシングで営業した例です。約25万円には未完了の分が含まれていて、入金済みの金額とは違います。プログラミングの経験があり、まったくの未経験ではありません。スクールの運営会社のインタビューで、セミナーや無料相談への案内があります。2024年12月の公開です。

事例5:20代前半の会社員。平日は帰宅後から23時、土日はほぼ1日作業

筆者は副業をしていたころ、20代前半の独身の会社員でした。平日は5時前に起きて出社し、帰ってから23時ごろまでWeb制作の学習や案件の作業をし、土日はほぼ1日実装する日もあったそうです。[5]

納期の前に実装でつまずくと、原因を調べるのが深夜まで続き、次の朝も早いため睡眠が足りなかったといいます。作業を減らす日はあっても完全にはやめず、コミュニティで同じ方向を目指す人と会うことも、続けられた理由だったと振り返っています。[5]

会社員と副業の両立で、睡眠が足りなくなるほどの時間を使っていた例です。受けた件数、金額、当時の仕事の種類は書かれていません。本人も、独身で自由な時間が比較的あった条件だと書いていて、子育てや介護をしている人に同じ量を勧めるものではありません。2026年8月の投稿です。

夜明け前の窓辺でコーヒーを置きノートパソコンを操作する手元
早朝に自宅で作業を始める様子のイメージ(AI生成画像)

事例6:21歳。最初の1か月に3件、合計18万円。うち2件は知り合いから

筆者は21歳で、副業としてホームページ制作を始め、最初の1か月に3件、合計18万円を受けたと書いています。[6]

内訳は、Threadsで見つけた募集に早く反応した5万円、趣味の集まりで作れることを伝えた3万円、親の知人の工事会社のサイト10万円です。どれも約1週間で作ったそうです。本人は、誰でも同じように取れるとは言わず、仕事を探している人に早く反応したことと、対面でも自分にできることを言葉にしたことを共通点として挙げています。[6]

SNSや趣味、家族のつながりから仕事を受けた例です。3件のうち2件は、もともとのつながりからでした。始めて1か月の短い期間の成功例で、契約や入金、修正の回数は確認できません。発信や営業の目的もある記事です。2026年10月の投稿です。

カフェでノートパソコンを挟んで話しながらノートにメモを取る二人の手元
カフェで相談しながらメモを取る様子のイメージ(AI生成画像)

6人の体験から編集部が整理した、20代で始めて見えた点

6人の記事を並べると、次の3つの点が見えてきます。これは編集部が整理したもので、6人全員がすべてに触れているわけではありません。また、6人の記事だけで、20代でWebの副業がうまくいく条件を断定することはできません。

  • 最初の仕事の入口はさまざま:事例1は地元の制作会社、事例3・4はクラウドソーシング、事例6はThreadsの募集や趣味の仲間、親の知人から受けていました。事例2は紹介や直接の取引を中心にしています。[1][2][3][4][6]
  • 最初の金額に大きな差がある:事例3は1件300円、事例6は1件3万〜10万円でした。事例6の3件のうち2件はもともとのつながりからで、条件が違います。[3][6]
  • 使った時間と、生活への負担:事例1は仕事を辞めて1日12時間ほど学び、事例5は会社員をしながら深夜まで作業して睡眠が足りなくなりました。[1][5]

反対に、副業の収入が月約20万円の事例2は、Web制作会社で実務の経験を積んだあとの金額で、学び始めてすぐの結果ではありません。40代で始めた人の体験は40代でWebの副業を始めた6人の体験は?、20代の転職の体験は20代未経験からWeb系の仕事に就ける?でまとめています。

20代でWebの副業を始める前に確かめたい5つのこと

ここからは、6人の体験を参考に編集部が整理した確認項目です。6人がこの5つを勧めているわけではありません。

20代でWebの副業を始める前の5つの確認:使える時間と睡眠、会社の決まり、最初の仕事の入口、見せられる作品、目指す方向
5つの確認のまとめ(編集部作成)
  1. 使える時間と睡眠:本業の前後に何時間使えるか、睡眠を削らずに続けられるかを考えます。
  2. 会社の決まり:今の会社で副業が認められているか、届け出が必要かを確かめます。
  3. 最初の仕事の入口:クラウドソーシング、SNS、地元の会社、知り合いなど、どこから始めるかを考えます。
  4. 見せられる作品:ポートフォリオを、いつまでに、何作品用意するかを決めます。
  5. 目指す方向:副業を続けるのか、Webの会社に転職するのか、独立するのかを考えておきます。

会社員が副業を始めるときの確認は会社員の副業は会社にバレる?、スクールの選び方はWebスキルのスクールは必要?受講前に確認する7項目で紹介しています。

よくある質問

20代からWebの副業を始めると、最初はいくら稼げますか?

今回の6人では、最初の仕事がInstagramの投稿づくり1件300円(事例3)から、ホームページ制作1件10万円(事例6)まで大きな差がありました。事例6の10万円は親の知人からの仕事で、条件が違います。金額は本人の申告で、一般的な目安は分かりません。

会社員をしながら、どれくらい時間を使っていましたか?

事例5は、平日は帰宅後から23時ごろまで、土日はほぼ1日作業する日もあり、納期の前は睡眠が足りなかったと書いています。本人は独身で時間が比較的あった条件だと書いています。ほかの人は、1日の時間を詳しく書いていません。

クラウドソーシングを使わない人もいましたか?

事例2は、金額と作業量が合わないと考えてクラウドソーシングを使わず、紹介や直接の取引で受けていました。事例1は地元の制作会社に直接連絡し、事例6はSNSや知り合いから受けています。

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