SNS運用代行の副業で、最初の仕事を取るまでや、仕事を続けてもらうまでにつまずいた4人の記事では、営業のDMや提案に返事がない時期がありました。そこから、自分のSNSで実績や作業の様子を発信する、断られるたびに提案文を直す、といったことを続けた人もいました。一方で、受けた仕事の利益が本人の計算で1,500円で、次の依頼がなかった人もいます。
この記事では、SNS運用代行の副業を始めた4人の本人の記事をもとに、案件が取れなかった時期の様子、最初の仕事の中身、続かなかった理由を整理します。ただし、金額や数字は本人の申告です。4人とも仕事を一度は受けた人の振り返りで、まったく受けられないままやめた人の体験は含まれていません。事例3は有料記事への誘導があります。
- SNS運用代行で返事がない・決まらない時期の様子
- 最初の仕事の金額と、作業の中身
- 1回で終わってしまった仕事の振り返り
- 営業を続ける前に見直したい5つのこと
SNS運用代行で案件が取れない・続かなかった4人の比較
4人の記事を一覧にしました。どの例も本人の記載です。
| 事例 | つまずいたこと | したこと | その後(本人の記載) |
|---|---|---|---|
| 事例1 | 最初の仕事の前で、見せられる実績がなかった | 犬のInstagramアカウントを0から作り、4日間先に運用してから契約 | フォロワー0人から300人超。初めての報酬は500円 |
| 事例2 | 営業のDMを10通送っても返事がない週が続いた | 自分のInstagramで、実績・作業の様子・知識・日常を週2本発信 | 3か月後、DMからの問い合わせが月0件から2〜3件に。投稿の時点の収入は月12万円 |
| 事例3 | 最初の3か月は提案を無視されたり断られたりして、収入はほぼ0 | 提案を続け、断られるたびに文章を直した | 3〜6か月で月1万〜3万円の初契約。3年後は月15万〜20万円 |
| 事例4 | 1本2,000円で5投稿を作ったが、次の依頼はなかった | 依頼主が期待した仕事の範囲とのずれを振り返った | 売上1万円、本人が割り当てた経費8,500円(共用ツール代を含む)で、本人計算の利益1,500円。作業は20時間以上 |
4人とも本人のnoteの本文を確認しました。金額・件数・フォロワー数は本人の申告で、独自には確認していません。事例2の返事が増えた理由や、事例1・4のフォロワーが増えた理由は、本人の考えで、ほかの理由がなかったとは言えません。事例3は有料記事への誘導があり、提案文や初案件の詳しい内容はそちらに書かれています。
事例1:実績0から、犬のアカウントを先に4日運用して500円の初報酬
筆者は山口県で不動産の賃貸業をしながら、Instagramの運用代行を始めました。最初の仕事として、犬の新しいアカウントを0から作り、プロフィール、投稿の内容、写真の投稿とリールを整えて、4日間先に運用したそうです。[1]
本人によると、フォロワーは0人から300人を超え、9月から契約書を交わして、500円の初めての報酬が発生しました。本人は、この先に運用した4日間を、実績と運用のデータを作るための試みと位置づけています。[1]
実績がないところから、先に運用して見せた例です。依頼主とどう知り合ったか、作業時間、4日間が無償だったかは書かれていません。500円という金額は、一般的な入り口として勧められるものではありません。2026年9月の投稿です。

事例2:営業のDMに返事がない週が続き、自分の発信を始めた
筆者は経営学部の4年生で、SNS運用代行をしています。自分のInstagramは3か月更新しておらず、営業のDMを10通送っても返事がない週が続いたそうです。[2]
そこで、相手を小さなお店の店主に決めてプロフィールを書き換え、お客さんの許可を得た実績、作業の様子、運用の知識、日常の投稿を週2本続けました。本人によると、3か月後にはDMからの問い合わせが月0件から2〜3件になり、営業のDMの返信率は約8%から約22%に上がり、投稿の時点のSNS運用代行の収入は月12万円だったと書いています。[2]
自分のSNSで実績や作業を見せるようにした例です。返信率が上がったのが発信を始めたからかどうかは本人の考えで、同じ時期のほかの理由は分かりません。2026年7月の投稿です。

事例3:最初の3か月は収入ほぼ0。断られるたびに提案文を直した
筆者は会社員で、未経験からSNS運用代行を始めました。始めて0〜3か月は、提案を無視されたり断られたりして、収入はほぼ0だったそうです。実績がないから提案が通らない、という繰り返しがつらかったと書いています。[3]
それでも提案を出し続け、断られるたびに文章を直したといいます。本人によると、3〜6か月で低い金額のお試しから月1万〜3万円の初めての契約に進み、6か月〜1年で月5万〜8万円、3年後には月15万〜20万円が安定した金額になったそうです。[3]
収入が0の時期が3か月ほど続いた例です。提案の件数や、どこに営業したかは書かれていません。提案文などは980円の有料記事に誘導されていて、ノウハウを売る記事でもあります。2026年3月の投稿です。
事例4:1本2,000円で5投稿。本人計算の利益は1,500円で、次の依頼はなかった
筆者は旅行や観光のSNS運用の募集にいくつか応募し、プロフィールと簡単なポートフォリオを整えて営業しました。返事のあとオンラインで打ち合わせをし、テストの投稿を経て、一人旅のInstagramの投稿づくりを1本2,000円で受けたそうです。[4]
本人によると、5投稿で売上1万円、作業は20時間以上でした。CanvaやAdobeなど、ほかの用途にも使うツールの代金を含めて、本人がこの仕事の分として割り当てた経費は8,500円で、差し引いた利益は1,500円と計算しています。本人も、ツール代を全部この仕事の経費にするのは乱暴かもしれないと書いています。フォロワーは300人から470人に増えましたが、次の依頼はなかったといいます。本人は、自分は投稿を作る役割だと思っていた一方、依頼主は企画、調べもの、分析、改善まで期待していて、役割の認識がずれていたと振り返っています。[4]
仕事は受けたものの、続かなかった例です。タイトルには「契約打ち切り」とありますが、本文では、はっきり解約を告げられたのではなく、5投稿のあと次の依頼がなかったという本人の受け止めです。フォロワーが増えたのが本人の投稿のおかげかどうかは、本人も説明できていません。2026年9月の投稿です。
4人の体験から編集部が整理した、つまずきから見えた点
4人の記事を並べると、次の3つの点が見えてきます。これは編集部が整理したもので、4人全員がすべてに触れているわけではありません。また、4人の記事だけで、何が契約の決め手になったかを断定することはできません。
- 実績がない時期は、返事が来にくかった:事例2は営業のDMに返事がない週が続き、事例3は最初の3か月、提案が通らず収入がほぼ0でした。[2][3]
- 実績や作業を見える形にした:事例1は先にアカウントを運用して数字を作り、事例2は自分のInstagramで実績や作業の様子を発信しました。[1][2]
- 仕事の範囲の認識をそろえる:事例4は、投稿づくりだけのつもりが、依頼主は企画や分析、改善まで期待していて、次の依頼につながりませんでした。[4]
反対に、4人の初めての仕事の金額は、500円(事例1)、1本2,000円(事例4)、月1万〜3万円(事例3)とさまざまで、事例4は本人が割り当てた経費を引くと利益が1,500円でした。SNS運用代行の単価と仕事の範囲はSNS運用代行の副業の単価、やめた人の体験はSNS運用代行の副業をやめた4人の体験は?でまとめています。
SNS運用代行の営業を続ける前に見直したい5つのこと
ここからは、4人の体験を参考に編集部が整理した確認項目です。4人がこの5つを勧めているわけではありません。

- 見せられる実績:運用したアカウントの数字や、作った投稿を見せられるかを確かめます。
- 自分のSNS:自分のアカウントで、どんな仕事ができるかが伝わる発信をしているかを見直します。
- 営業する相手:どんなお店や会社に向けて営業するのかを決め、その相手に合わせた提案になっているかを確かめます。
- 仕事の範囲:投稿づくりだけか、企画、分析、改善まで含むのかを、受ける前に依頼主とすり合わせます。
- 利益と時間:経費と作業時間を引いて、手元にいくら残るかを計算します。
SNS運用代行の始め方はSNS運用代行の副業は未経験でもできる?、スクールで学んだ人の体験はSNS運用のスクールで学んだ6人の体験は?で紹介しています。
よくある質問
SNS運用代行の副業で案件が取れないのは普通ですか?
今回の4人では、営業のDMに返事がない週が続いた例(事例2)や、最初の3か月は提案が通らず収入がほぼ0だった例(事例3)がありました。ただし4人の例だけでは、どれくらいの人がどれくらいで契約できるかは分かりません。
実績がないときは、どうしていましたか?
事例1は新しいアカウントを先に4日間運用して数字を作り、事例2は自分のInstagramで実績や作業の様子を発信しました。事例3は提案を続け、断られるたびに文章を直していました。
仕事を受けても続かないのはなぜですか?
事例4は、投稿づくりだけのつもりで受けた一方、依頼主は企画、調べもの、分析、改善まで期待していて、役割の認識がずれていたと振り返っています。1人の例なので、ほかの理由で続かない場合もあります。
参照した本人記事
- [1] Instagram運用代行、新規アカウントを0から作って4日で300人超。500円の初案件になった話(note)。本文を確認。公開日:2026年9月2日。金額・フォロワー数は本人申告。
- [2] SNS運用代行をやっているのに、自分のInstagramは3ヶ月放置していました。「自分の発信」を始めてから営業が変わった話。(note)。本文を確認。公開日:2026年7月6日。返信率・収入は本人申告。
- [3] SNS運用代行、月いくら稼げるのか3年分正直に話します。(note)。本文を確認。公開日:2026年3月19日。収入は本人申告。有料記事への誘導あり。
- [4] AIでSNS運用代行。顧客のフォロワーを170人増やすも契約打ち切り。利益は1,500円だった話(note)。本文を確認。公開日:2026年9月20日。金額・時間は本人申告。

