Webマーケティングの副業の単価|6人の時給・月額と仕事の範囲

夜の自宅の机で、折れ線グラフを表示したノートパソコンに向かって作業する大人の後ろ姿 キャリア・転職

Webマーケティングの副業の単価は、今回の6人の記載では、記事や資料1件約5,000円、文字単価1円の記事から、時給約1,350〜3,500円、1案件月額10万円まで幅がありました。単価の高い例は、キーワード選び、記事の構成、外注の原稿チェック、メディアの進行管理など、書くだけでない仕事を含んでいました。

この記事では、Webマーケティングの副業の金額と仕事の範囲、かけた時間を書いている6人の記事をもとに、単価と仕事の中身の関係を整理します。ただし、6人のうち5人は、同じWebマーケティングスクールの運営会社が掲載した卒業生インタビューで、うまくいった人が選ばれています。金額はどれも本人の申告で、相場を示すものではありません。

この記事で分かること

  • Webマーケティングの副業の、6人の金額と仕事の範囲
  • 時給や月額で受けていた例と、かけていた時間
  • 単価が低かった仕事と、契約が終わった理由
  • 引き受ける前に確かめたい5つのこと

Webマーケティングの副業の単価と仕事の範囲の比較

6人の記事を一覧にしました。どの例も本人の発言または記載です。

事例 金額(本人の申告) 仕事の範囲 かけた時間など
事例1 1件約5,000円(3件) 記事2件と、Webサイトの改善提案の資料1件 納期は各約1週間。副業の時間は1日約2時間
事例2 時給約1,350円(スタートアップの案件) Webディレクターの研修と、記事の構成づくり 構成は週2〜3本
事例3 時給約1,800円 企業のWebサイトの改修と、コンテンツマーケティング 週約10時間。平日の始業前と終業後
事例4 時給3,500円(月40時間の契約) メディアのディレクター 週約10時間。平日の夜1〜2時間と、必要に応じて朝や休日
事例5 3案件とも月額10万円の固定 キーワード選び、記事の構成、外注の原稿チェック、サイトのリニューアル 3案件の合計で月約100時間
事例6 SEO記事は文字単価1円。競合の商品調査は1件50円、本人の計算で時給約2,500円 SEO記事の執筆と、マーケティング用の競合商品の調査 記事は月5〜10本。調査は1回5,000〜6,000円を月2〜3回

事例1〜5は同じWebマーケティングスクールの運営会社が掲載した卒業生インタビュー、事例6は本人のnoteで、本文を確認しました。金額・時間は本人の申告で、独自には確認していません。事例1〜5はスクールが選んだ成功例で、強い宣伝の面があります。月の収入や手取りがはっきり書かれていない例が多く、編集部では時給や月額から収入を計算し直していません。事例2は会社員の副業ではなく、すでに独立していたトレーナーが仕事を加えた例です。

事例1:事務の正社員。記事や提案資料が1件約5,000円

吉見さんはメーカーで事務アシスタントの正社員として働き、子育て中は時短勤務をしています。8月の初めからランサーズやクラウドワークスで営業し、記事2件と、Webサイトの改善を提案する資料1件の、合わせて3件を受けたそうです。[1]

本人によると、記事も提案資料も1件約5,000円で、納期はそれぞれ約1週間でした。副業の時間は1日約2時間で、最初は時間がかかったと話しています。最初の依頼は、本業のExcelの経験をプロフィールに書いたことから来た、SEOを意識したExcelの解説記事だったそうです。[1]

本業の経験をプロフィールに書いたことが、最初の依頼の入口になった例です。1日2時間は副業全体の時間で、1件あたりの作業時間ではないため、時給は計算していません。スクールの運営会社のインタビューです。2025年12月の公開です。

事例2:トレーナーと並行。スタートアップの案件で時給約1,350円

矢作さんは、会社や個人向けの営業を経てパーソナルトレーナーとして独立し、トレーナーとWebマーケターの2つの仕事を目指しました。スクールを受講している間に、Webディレクターの研修と、記事の構成づくりの2つの仕事を受け、構成は週2〜3本作っていたそうです。[2]

スタートアップの案件は時給約1,350円(どちらの仕事かは書かれていません)で、未経験のうちに高い時給を求めると実力と合わなくなると感じたと話しています。契約先の2社はどちらもSEOの会社で、先輩から添削を受けられたといいます。[2]

未経験のうちは、添削を受けられる環境を選んでいた例です。会社員の副業ではなく、すでに独立していたトレーナーが別の仕事を加えた例です。スクールの運営会社のインタビューです。2022年8月の公開です。

事例3:元公務員。サイトの改修とコンテンツマーケティングで時給約1,800円

浅谷さんは公務員だったあと、記事の時点では地方の一般社団法人の社員として、Webサイトの作成、コンテンツの企画、アクセスの改善と分析を担当していました。それとは別に、副業で企業のWebサイトの改修とコンテンツマーケティングにも関わっていたそうです。[3]

本人によると、副業の単価は時給約1,800円で、週約10時間働いていました。クラウドソーシングから応募し、スクールの講義で作った資料をもとにした提案資料を面接に持っていったといいます。平日は本業が始まる前の約1時間と、仕事が終わってから20時ごろまでを副業にあて、土日は休んでいたと話しています。[3]

本業でもWebの仕事をしながら、副業で時給制の仕事を受けていた例です。2つの副業の時給や時間の内訳、月の金額は書かれていないため、計算していません。スクールの運営会社のインタビューです。2024年3月の公開です。

事例4:営業職。メディアのディレクターで時給3,500円

山崎さんはスポーツ用品の会社で営業をしながら、リモートで続けられる副業を探してSEOを学びました。最初は小さな記事のリライトの仕事を受け、そのあと副業のマッチングサービスで、メディアのディレクターの案件を見つけて、2回の面談のあとに決まったそうです。[4]

本人によると、月40時間の契約で、週約10時間、時給3,500円です。平日は22〜23時ごろから1〜2時間、必要に応じて朝や休日にも働き、仕事を始めてからも専門知識の勉強が多いと話しています。[4]

記事のリライトから始めて、メディアのディレクターの仕事を受けた例です。最初のリライトの単価は書かれていません。実際の月の収入、手取り、契約の期間は書かれていないため、計算していません。スクールの運営会社が選んだ成功例です。2023年1月の公開です。

ノートパソコンでオンライン会議をしながら、白紙のノートにメモを取る手元
オンライン会議で仕事内容を確認する様子のイメージ(AI生成画像)

事例5:26歳・保険営業。3案件とも月額10万円の固定

笹栗さんは保険の営業の経験があり、転職して通勤時間が減ったことから、その時間で収入を増やそうとWebマーケティングの副業を始めました。クラウドソーシングへの応募と、Instagramでの発信から仕事を得たそうです。[5]

仕事の内容は、キーワード選び、記事の構成、外注した原稿のチェック、既存のサイトのタグを整理するリニューアルなどです。本人によると、3案件とも月額10万円の固定で、合わせて月約100時間働いていたと話しています。[5]

月額の固定で、記事づくりの全体やサイトの整理まで引き受けていた例です。3案件それぞれの時間の内訳や契約の期間、税金や経費は書かれていないため、合計の月額や時給は計算していません。スクールの運営会社のインタビューです。2021年9月の公開です。

ノートの上に無地の付箋を並べ、横のノートパソコンを見ながら記事構成を考える手元
付箋を使って記事の構成を整理する様子のイメージ(AI生成画像)

事例6:ITコンサル。文字単価1円の記事と、自動化で終わった調査の仕事

筆者はITコンサルやプロジェクト管理を本業にしていて、独立の準備としていくつかの副業を振り返っています。SEOの記事は、AIやプログラミングスクール、美容の分野で、クラウドワークスから文字単価1円、月5〜10本書いていたそうです。書く中でSEO向けのタイトルや構成を学んだ一方、単価が低いうちは契約が続かず不安定だったといいます。[6]

別の仕事として、マーケティング戦略のための競合商品の調査を、1件50円、本人の計算で時給約2,500円、1回5,000〜6,000円を月2〜3回受けていました。この作業をGAS(Googleのツールで動く自動化の仕組み)で自動化したところ、自分の作業がなくなり、契約が終わったと書いています。[6]

単価の低い記事は続きにくく、効率を上げた調査は作業がなくなって終わった例です。記事の執筆と調査は別の契約で、Webマーケティング全体の相場にはなりません。本人のnoteで、販売への誘導は見当たりませんでした。2025年6月の投稿です。

6人の体験から編集部が整理した、単価と仕事の範囲の関係

6人の記事を並べると、次の3つの点が見えてきます。これは編集部が整理したもので、6人の記事だけで、Webマーケティングの副業の相場を決めることはできません。とくに事例1〜5はスクールが選んだ成功例です。

  • 1件ごとの記事の仕事:事例1の記事は1件約5,000円、事例6のSEO記事は文字単価1円で、事例6は単価が低いうちは契約が続かなかったと書いています。[1][6]
  • 進行や設計を含む仕事は、時給や月額が高めだった:事例4はメディアのディレクターで時給3,500円、事例5はキーワード選びや外注の原稿チェックまで含めて月額10万円の固定でした。[4][5]
  • 働く時間は本業の前後だった:事例3は始業前と終業後、事例4は平日の夜1〜2時間、事例1は1日約2時間を副業にあてていました。[1][3][4]

反対に、月の収入や手取りがはっきり書かれている例はほとんどありません。また、事例6のように、契約が続かなかったり、作業を自動化して仕事がなくなったりした例もあります。営業からWebマーケティングに移った人の体験は営業からWebマーケティングへ進むには?、Webマーケティングの副業の始め方はWebマーケティング副業は未経験からできる?でまとめています。

Webマーケティングの副業を引き受ける前に確かめたい5つのこと

ここからは、6人の体験を参考に編集部が整理した確認項目です。6人がこの5つを勧めているわけではありません。

Webマーケティングの副業を引き受ける前の5つの確認:仕事の範囲、報酬の形、使える時間帯、教えてもらえる環境、契約が続く条件
5つの確認のまとめ(編集部作成)
  1. 仕事の範囲:記事を書くだけか、キーワード選びや構成、進行管理、分析まで含むのかを確かめます。
  2. 報酬の形:1件いくら、時給、月額の固定のどれかと、月に何時間を想定しているかを確かめます。
  3. 使える時間帯:本業の前後や休日に、週何時間を続けて使えるかを考えます。
  4. 教えてもらえる環境:未経験なら、添削やフィードバックを受けられる仕事かを見ます。
  5. 契約が続く条件:単価が低い仕事や、作業が減ると終わる仕事でないかを確かめます。

Webマーケティングのスクールに通った人の体験はWebマーケティングスクールに通った7人の体験は?、Webマーケターに転職したあとのことは未経験からWebマーケターに転職した6人の体験は?で紹介しています。

よくある質問

Webマーケティングの副業の単価はいくらくらいですか?

今回の6人では、記事や資料1件約5,000円(事例1)、文字単価1円(事例6)から、時給約1,350〜3,500円(事例2〜4)、1案件月額10万円(事例5)まで幅がありました。ただし事例1〜5はスクールが選んだ成功例で、6人の例だけでは相場は分かりません。

時給の高い仕事は、どんな内容でしたか?

時給3,500円の事例4はメディアのディレクター、時給約1,800円の事例3は企業のWebサイトの改修とコンテンツマーケティングでした。どちらも記事を書くだけでなく、進行や改善に関わる仕事でした。

会社員でも続けられますか?

事例1は1日約2時間、事例3は始業前と終業後に週約10時間、事例4は平日の夜1〜2時間を中心に週約10時間で続けていました。事例5は3案件で月約100時間でした。どれも本人の申告で、本業の忙しさによって違います。

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