介護職からWebの仕事を始めた5人の体験は?始めた理由・最初の収入・その後を整理

夕方の自宅のダイニングテーブルでノートパソコンに向かう大人の後ろ姿 キャリア・転職

介護職からWebの仕事を始めた5人の記事を確認すると、2人はWebデザイン、2人はWebライター、1人はクラウドソーシングでライティングやデザイン、データ入力などの仕事を選んでいました。始めた理由に、夜勤や体の負担、収入への不安を挙げた人がいます。ライターやクラウドソーシングの仕事を始めた3人は、最初は1記事550円、40件応募して報酬が出たのは1件、最初の月7,000円と、小さな金額から始まっていました。一方で、1日1記事を1年半続けて副業が本業になった人や、制作会社に転職した人もいます。

この記事では、介護職からWebの仕事を始めた5人が、なぜ始め、どう仕事を得て、そのあとどうなったかを整理します。金額や件数は本人の申告です。5人のうち2人は、当サイトの別の記事でも紹介しています。何人かは自分の仕事や発信への案内をしていて、成功例に偏る面があります。

この記事で分かること

  • 介護職からWebの仕事を始めた5人の、始めた理由と選んだ仕事
  • 最初の仕事の金額と、応募の数
  • 転職や独立につながった人と、まだ途中の人
  • 介護の仕事をしながら始める前に確かめたい5つのこと

結論:5人の体験の比較

5人の記事を一覧にしました。どの例も本人の記載です。

事例 介護のとき 選んだ仕事・最初の仕事 そのあと(本人の記載)
事例1 20歳ごろから介護士を3年 デザインのスクールで学び、退職後に転職活動。直接9社、エージェント経由23社などに応募 制作会社にWebデザイナーとして入社。最初は辞めたいと思ったが、2か月で楽しめるように
事例2 介護士を4年。夜勤と人間関係に悩む 2つのスクールで学び、卒業後の半年はクラウドソーシングで月5,000円 占い・スピリチュアルの分野に絞り、毎月の売上10万円
事例3 夜勤中心で月給17万円 SNSで見つけた専属ライターの募集に採用。最初は1記事550円 1日1記事を1年半。副業が本業になり、フリーランスのライターに
事例4 49歳。介護福祉士を7年 4か月で40件応募。報酬が出たのは1件 応募文に介護の経験を書くように直した
事例5 介護の現場で14年。ケアマネジャーの経験も クラウドワークスで3か月に約40件応募。最初の月7,000円 2・3か月目は約3,500円ずつ。違和感のある仕事は断った

5人とも本人のnoteで、本文を確認しました。金額・件数は本人の申告で、独自には確認していません。事例1はスクールの卒業生が書く企画の記事、事例2・3は本人の仕事や発信につながる記事で、成功例に偏る面があります。事例1は当サイトのWebデザイナーの転職の記事、事例5はクラウドソーシングの記事でも参照しています。5人は公開記事から選んだ例で、介護職からWebの仕事に移った人全体の傾向を示すものではありません。

事例1:介護士を3年で辞めてスクールへ。直接やエージェント経由で応募し、制作会社に入社

筆者は20歳になったころに介護士になり、約2年8か月の時点でデザインのスクールに入り、介護士を3年で辞めたそうです。その後はアルバイトをしながら、卒業制作と転職の準備を進めました。[1]

直接の応募9社、エージェント経由23社、Wantedly17社などに応募し、面接に進んだ2社のうち、直接応募した制作会社から内定を得たといいます。入社した直後はSassやWordPressが分からず辞めたいと思ったものの、調べたり先輩に質問したりを重ね、入社2か月の時点では仕事を楽しんでいると書いています。[1]

介護の仕事を辞めて学び、多くの会社に応募して転職した例です。転職したときの年齢や給与は書かれていません。スクールの卒業生が書く企画の記事で、スクールの経験をよく書く面があります。2024年12月の投稿です。

事例2:夜勤と人間関係に悩み、Webデザインへ。分野を絞って売上10万円

松下佳奈子さんは介護士として4年働き、夜勤と人間関係に悩んで、絵やデザインへの興味からWebデザインを選んだと書いています。最初の1年のコースでは半年を過ぎても成果が出ず、別のスクールでバナーやサイトの制作を学んだそうです。[2]

卒業後の半年は、クラウドソーシングで応募やコンペを続けても月5,000円だったため、SNSとココナラで占いやスピリチュアルの分野に絞って発信しました。記事の時点では依頼が増え、毎月1サイトほどを作り、11月以降は毎月の売上が10万円になったといいます。[2]

応募やコンペで伸びず、分野を絞って発信を変えた例です。受講料、応募の数、作業時間、利益、10万円の内訳は書かれていません。本人のデザインの仕事につながる自己紹介の記事で、実績をよく見せる面があります。2025年1月の投稿です。

図形だけのWebサイト風デザインをマウスで調整する手元
Webサイトのデザインを調整する様子のイメージ(AI生成画像)

事例3:夜勤中心で月給17万円。夜勤明けに1日1記事を1年半、本業に

おだけみよさんは、夜勤中心で月給17万円の介護士でした。体の負担と収入への不安から、月5万円の副業を目標にWebライターを選んだそうです。SNSで募集されていた主婦向けのニュースサイトの専属ライターに応募して採用され、最初は800字以上で1記事550円だったといいます。[3]

夜勤明けに仮眠をとってから22時ごろまで書き、1日1記事の更新を1年半続けたそうです。3か月後にランキングに入り、5か月後に編集部に選ばれ、8か月後に追加の報酬、1年3か月後にMVPを受けたあと、SNSからの問い合わせが増え、副業が本業になりました。記事の時点ではフリーランスのコラムライターだと書いています。[3]

1つの媒体で毎日書き続け、評価を重ねて本業にした例です。副業を始める前に、整理収納アドバイザーとしてブログで集客した経験があり、発信がまったく初めてではありません。今の仕事や初心者向けの発信につながる成功の振り返りです。2026年4月の投稿です。

朝の光が入る部屋でノートパソコンのキーボードを打つ手元
朝の部屋でノートパソコンを開いて書き始める様子のイメージ(AI生成画像)

事例4:49歳の介護福祉士。4か月で40件応募し、報酬が出たのは1件

筆者は49歳で、介護福祉士として7年働きながら、Webライターの副業に取り組んでいます。6月末から10月までの4か月で、クラウドソーシングに40件応募したそうです。[4]

契約に進んだ5件のうち4件はテストで終わり、報酬が出たのは、健康のための食生活の改善を扱う体験記事の1件で、続けての依頼は0件だったといいます。40件の応募文の大半はほとんど同じで、介護の経験を書いていなかったと振り返り、介護の経験と仕事のテーマを結びつける応募文に直したと書いています。[4]

応募を重ねても受からず、介護の経験を応募文に書くように変えた例です。報酬の額は書かれていません。直したあとの結果は、この記事の時点ではまだ書かれていません。2026年10月の投稿です。

事例5:介護の現場で14年。3か月で約40件応募し、最初の月7,000円

筆者はプロフィールに、介護の現場で14年働き、介護リーダーとケアマネジャーの経験があると書いています。クラウドワークスを始めて3か月で約40件応募し、実際の仕事やテストに進んだのは6件だったそうです。最初の月の収益は7,000円、2か月目と3か月目は約3,500円ずつでした。[5]

3,000字で200円のテスト、報酬が2,500円から200円に変えられたデザインのテスト、外部での面談や個人情報を求める仕事、スクールの勧誘と思われる仕事にも出会い、違和感のある仕事や面談は断ったといいます。一方で、週3件、1件330円のタイムスタンプの作成などは続けたと書いています。[5]

小さな仕事を続けながら、条件のおかしい仕事を断った例です。収益には、ライティング、デザイン、データ入力が混ざっていて、ライターの収入だけではありません。2026年4月の投稿です。

5人の体験から編集部が整理した、介護職からWebの仕事で見えた点

5人の記事を並べると、次の3つの点が見えてきます。これは編集部が整理したもので、5人全員がすべてに触れているわけではありません。また、5人の記事だけで、介護職からWebの仕事に移る条件を断定することはできません。

  • 夜勤や体の負担、収入が始めた理由に:事例2は夜勤と人間関係、事例3は夜勤中心で月給17万円という中での体の負担と収入への不安を挙げています。[2][3]
  • 最初の収入は小さかった:事例3は1記事550円、事例4は40件応募して報酬が出たのは1件、事例5は最初の月7,000円、事例2は卒業後の半年は月5,000円でした。[2][3][4][5]
  • 介護の経験を応募に生かそうとした人がいる:事例4は、応募文に介護の経験を書いていなかったと振り返り、仕事のテーマと結びつける形に直しました。[4]

Webデザイナーに転職したあとの体験はWebデザイナーに転職後のギャップ|未経験で入社した6人の1年目と乗り越え方、看護師からWebの仕事を始めた人の体験は看護師からWebの仕事を始めた6人の体験は?でまとめています。

介護の仕事をしながらWebの仕事を始める前に確かめたい5つのこと

ここからは、5人の体験を参考に編集部が整理した確認項目です。5人がこの5つを勧めているわけではありません。

介護の仕事をしながらWebの仕事を始める前の5つの確認:夜勤やシフトとのやりくり、体力と体調、選ぶ仕事、介護の経験の生かし方、条件のおかしい仕事
5つの確認のまとめ(編集部作成)
  1. 夜勤やシフトとのやりくり:夜勤明けや休みの日に、週に何時間使えるかを考えます。
  2. 体力と体調:介護の仕事と副業を重ねても、休む時間を残せるかを考えます。
  3. 選ぶ仕事:Webデザイン、Webライターなど、どの仕事を選び、どう学ぶかを考えます。
  4. 介護の経験の生かし方:介護や健康の知識を、応募文や記事のテーマに生かせるかを考えます。
  5. 条件のおかしい仕事:報酬の変更、外部での面談、個人情報の求めなどがないかを確かめます。

クラウドソーシングを始めた最初の数か月の体験はクラウドソーシングを始めた6人の最初の数か月は?、怪しい募集についてはクラウドソーシングの怪しい案件|6人が出会った勧誘と、気づいたポイントで紹介しています。

よくある質問

介護職からWebライターを始めて、最初はいくら稼げましたか?

今回の5人では、事例3は1記事550円、事例5は最初の月7,000円(ライティング以外の作業も含む)、事例4は4か月で40件応募して報酬が出たのは1件でした(額は書かれていません)。どれも本人の申告です。

夜勤がある中で、どう時間を作っていましたか?

事例3は、夜勤明けに仮眠をとってから22時ごろまで書き、1日1記事を1年半続けたと書いています。ほかの人は、1日の時間の使い方を詳しく書いていません。

介護の仕事を辞めてから転職した人はいますか?

事例1は介護士を3年で辞め、アルバイトをしながら転職の準備をして、制作会社にWebデザイナーとして入社しました。事例3は副業が本業になり、フリーランスのライターになっています。

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